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シーリング工事の基礎知識【先打ち】【後打ち】

シーリング工事は窯業系のサイディング材を使用した外壁塗装工事を行う際には大きな関わりのある工事です。水の侵入を防ぎ、地震などの揺れなど動きに対する緩衝材にもなる重要な部分になりますのでシーリング工事を理解する上で必要な基本的なことや施工方法【先打ち】【後打ち】のメリット・デメリットなどを解説していきます。

 

外壁に使われているシーリングとは

シーリング又はコーキングと言う場合もございますがシーリングはサイディング外壁の継ぎ目に充填されている材料で成分や主原料によってアクリル系、ポリウレタン系、変成シリコン系、シリコン系などがあります。各々特徴があり充填する箇所の素材や施工方法により向き・不向きがあるので注意が必要です。外壁のリフォームの際に一番多く使われるのは変成シリコン系です。変成シリコン系の特徴は、耐候性が高く上から塗装することも可能で、常時水に触れるなど極端な条件のところを除いて幅広く使用できるオールマイティー性にあります。

シーリングの役割は

役割は大きく分けて2つ。

1.建物内部に水を侵入させることを防ぐ

外壁と外壁の継ぎ目にシーリング材を充填することで建物内部に降雨などによる水の侵入を防ぐ役割があります。

2.外壁の動きに対する緩衝材

地震の揺れはもちろんですが外壁は基礎や建物の歪みや外壁が伸縮したりして動くので柔軟性のあるシーリング材を充填することで動きに追従して外壁材がひび割れしにくくなる役割があります。

窯業系サイディング外壁の継ぎ目シーリング箇所の構造

サイディング外壁の継ぎ目部分に挟まれるかたちで帽子のような形状の金具ハットジョイナーを設置しハットジョイナー上部面(シーリング下部面)にシーリング材が接着しない様にボンドブレーカーを貼り付けます。

シーリングを打ち替える工事を行う場合は先ずシーリング材を撤去してからになりますが撤去後に既存のボンドブレーカーが劣化して剥離したり、ボンドブレーカーがない場合は新しいボンドブレーカーを貼ってからシーリング材を充填していきます。

シーリングの【2面接着】【3面接着】とは

シーリング材と外壁との接着は【2面接着】と【3面接着】があります。文字通りシーリング材が2面で接着しているのが【2面接着】、3面で接着しているのが【3面接着】です。ワーキングジョイントと言われるサイディング同士の継ぎ目部分はシーリング打ち替え工事の際にシーリング材の伸縮効果を最大限発揮させる為には2面接着をする必要があります。

 

【2面接着】

2面接着とは、目地底材にはシーリング材を接着させないで外壁のみ接着させます。外壁の伸縮にあわせてシーリング材も伸縮させることができる接着方法です。

揺れや伸縮などの外壁の動きにも柔軟に追従するので剥離やひび割れなどの不具合が起きにくくなります。

 

【3面接着】

3面接着とは、2面接着と違って外壁と目地底材をシーリング材で接着する方法です。

3面接着は、外壁の動きに対して2面接着より伸縮が妨げられて追従性が悪くなるので剥離やひび割れなどが起きやすくなります。剥離やひび割れが起きなければ3面で接着しているので防水性が高まるというメリットもあります。

【剥離・ひび割れ】

界面剥離ということもあります。

【先打ち】と【後打ち】の違いメリット・デメリット

外壁塗装前にシーリング工事を行うのが【先打ち】です。メリットはシーリング材を充填したところに塗装をするのでシーリング材も外壁と同様に塗料の機能に応じて紫外線・雨・熱などから塗膜で保護されることでシーリング材の劣化の速度を遅らせることができ後打ちと比較すると長持ちします。デメリットは柔軟性があるシーリング材の上に塗装をするのでシーリング材が動いた時に塗膜が追従できず塗膜のみにひび割れが起こる場合があり見た目が悪くなる場合があります。

先打ち塗膜のひび割れ画像です。シーリング材自体のひび割れはありません。

 

外壁塗装後にシーリング工事を行うのが【後打ち】です。メリットはシーリング材を塗装しないので塗膜のひび割れは起きず、塗膜のひび割れからくる見た目の悪さもありません。デメリットは紫外線・雨・熱などから塗膜で保護されないので先打ちと比較すると劣化が早く長持ちしません。長持ちさせたい場合は高単価のシーリング材を使う必要があります。後打ちでシーリング工事を行う場合は超高耐久のオートンイクシードというシーリング材がおすすめです。

 

参考:オート化学工業株式会社『オートンイクシード』

 

よくあるご質問 | Q&A

Q1.【先打ち】と【後打ち】どちらが良いですか?

A1. 結論から申し上げるとどちらが良いとかはなくどちらも正しい施工方法になります。各々メリット・デメリットがあるので理解してからどちらを選択するのか決めるのが良いです。

Q2.【3面接着】で施工する場合はありますか?

A2.はい。箇所によっては3面接着で施工します。基準は、ワーキングジョイント(注1)は2面接着、ノンワーキングジョイント(注2)は3面接着で施工します。

(注1)ワーキングジョイントとは、目地の動きが比較的大きいものを言います。箇所例)サイディング外壁。

(注2)ノンワーキングジョイントとは、目地の動きが小さい、もしくは動きを生じない目地を言います。箇所例)窓まわり、外壁タイル。

Q3.シーリング工事をすべきタイミングは?

A3.年数より劣化度によってになりますが比較的目で見て分かるものが多いので画像を参考にしていただけたら幸いです。

まとめ

今回はシーリング工事において押さえておきたい基礎知識や『先打ち』『後打ち』工法について解説してきました。雨水などの水の侵入を防ぎ、外壁の動きに追従することで外壁のひび割れを起こしにくくするなど建物を保護するという観点から見ても大変重要な工事となりますので本記事でご紹介したものによって少しでもシーリング工事について理解を深めていただければ幸いです。

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