外壁塗装は何年おきにすべき?耐用年数や寿命を延ばす方法を解説
2022.07.30 (Sat) 更新
建物の外壁は常に紫外線や雨風にさらされているため、長い年月とともに少しずつ劣化していきます。
特に外壁の塗装部分が劣化してしまうと、雨漏りや外壁のひび割れに繋がってしまうため放置するのは危険です。
もっとも外壁塗装をした経験がある人はほとんどいないため、何年おきにすべきなのか、外壁塗装すべき症状はどういったものなのかわからないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁塗装は何年おきにすべきなのか、行うべき工事や費用相場などについて解説します。また塗装の寿命を延ばす具体的な方法についても紹介するので、外壁の劣化が気になり始めた方や、外壁塗装の工事を検討している方は参考にしてくださいね。
もくじ
- 外壁塗装は何年おきにすべきか目安はある?
- 新築は5年が目安
- 2回目の外壁塗装は塗料次第
- 【塗料別】外壁塗装の寿命は何年か?
- シリコン塗料
- ウレタン塗料
- ラジカル塗料
- フッ素塗料
- 【寿命かも…】外壁塗装をすべき劣化症状
- チョーキング
- クラック(ひび割れ)
- 外壁の色あせ
- シーリングの剥がれ・割れ
- 塗膜の乖離や膨れ
- 雨漏り
- 室内のシミなどが目立つようになった
- 外壁塗装をしないことで生じるトラブル
- 雨漏りが起こる
- 室内が外気温の影響を受けやすくなる
- シロアリが発生する可能性がある
- 外観の見栄えが悪くなる
- 建物の寿命が短くなる
- 外壁塗装の費用相場
- 外壁塗装の寿命を延ばす方法
- 技術力の高い業者に依頼する
- 定期的なメンテナンスを業者に依頼する
- 日常的に洗浄を行い外壁をきれいに保つ
- 埼玉県川越市ならルーフカベドクターにお任せください!
外壁塗装は何年おきにすべきか目安はある?
外壁塗装を何年おきにすべきかは、お住まいの住宅が新築であるかどうか、また2回目の塗装にどのような塗料を利用したのかによって異なります。
新築は5年が目安
現在お住まいの住宅が新築の場合、外壁塗装を行うべきタイミングは5年です。
一般的な住宅の外壁に使われている塗料の耐用年数は「約5〜15年前後」ですが、5年経過すると自然災害や地震などで、外壁に思わぬダメージが生じている場合もあります。
特に寒冷地や直射日光が当たりやすい環境の場合、思った以上に塗装の劣化が進んでしまっているケースも多いです。
外壁の劣化やひび割れから雨漏りが建物内部に侵入して、柱や梁などの重要部分が腐食することを防ぐためにも、新築住宅は5年を目安に外壁塗装が必要かどうか専門業者に相談することをおすすめします。
2回目の外壁塗装は塗料次第
すでに外壁塗装工事をした経験がある住宅の場合、次の工事をすべきかどうかは利用した塗料の種類によって異なります。
例えば、アクリル塗料の耐用年数が約5年前後であるのに対して、フッ素塗料の耐用年数は約15年です。そのため、2回目以降の外壁塗装を行う場合、10年を目安として考えておくと良いでしょう。
ただし、台風や地震などの自然災害の影響で、メーカーが想定している耐用年数よりも短い期間で寿命を迎えてしまう場合もあります。
耐用年数が15年のフッ素塗料や無機塗料を使っている場合でも、毎年専門業者に依頼して外壁の状態のチェックとメンテナンスを行いましょう。
【塗料別】外壁塗装の寿命は何年か?
外壁塗装の寿命は、使っている塗料の種類によって異なります。それぞれの塗料で寿命が何年くらいなのか、詳しくみていきましょう。
ただしここで紹介する寿命は、あくまでもメーカーが提示しているものです。お住まいの地域や環境によって、塗装の寿命は短くなるケースもあるため注意してください。
シリコン塗料
シリコン塗料の寿命は約10〜13年前後です。
シリコン塗料は、コスパも良く耐水性や耐熱性に優れているため、現在日本の一般住宅にもっとも使われている塗料となります。
ウレタン塗料
ウレタン塗料の寿命は約7〜10年前後です。
ウレタン塗料はシリコン塗料と比較してもかなり安いため、できるだけお金をかけたくないという人に適しています。
ただし耐用年数はシリコン塗料に劣っており短期間で塗り直しが必要です。住まいの環境によっては、ウレタン塗料の利用が適していない場合もあるため注意してください。
ラジカル塗料
ラジカル塗料の寿命は約10〜15年前後です。
ラジカル塗料は、外壁のチョーキング現象(直射日光などで劣化することにより外壁から白い粉が出てしまう現象のこと)を防ぐ効果を有しています。
また耐久性や耐候性にも優れており、他の塗料と比較しても劣化しにくいのがラジカル塗料の特徴です。
フッ素塗料
フッ素塗料の寿命は約15〜20年前後です。
外壁に使われている塗料の中ではもっとも寿命が長い一方で、価格が非常に高いというデメリットもあります。もっとも耐用年数が長いので、ウレタンのように何度も塗りなおす手間がないため、トータルのコストを抑えられる可能性が高いです。
【寿命かも…】外壁塗装をすべき劣化症状
お住まいの住宅の外壁は、本当に塗装が必要なのか判断できないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは一般の住宅でよく生じる外壁の劣化症状について解説します。少しでも異変があったら、すぐに専門業者に相談しましょう。
チョーキング
チョーキングとは、外壁を触ると手に白い粉が付着してしまう状態のことです。
白い粉は外壁が劣化してしまったサインであり、チョーキングが起きたらすぐにでも外壁塗装を行う必要があります。
劣化症状としては軽いものですが、すでにこの段階で外壁塗装の効果は薄れてしまっているので、チョーキングからサビやひび割れなど重大な劣化や損壊に繋がってしまうケースも多いので放置せず専門業者に相談しましょう。
クラック(ひび割れ)
クラックとは、外壁の劣化が進行してひび割れが起きてしまっている状態のことです。
一部分であるなら外壁塗装工事でも十分対処できます。しかし大きなひび割れが生じてしまっている場合、塗装工事ではなく外壁の張り替え工事が必要になる場合もある重大な劣化症状です。
外壁の色あせ
外壁の色あせやくすみは、塗装の効果が薄れてしまっているサインです。
色あせやくすみを放置していると、チョーキングやひび割れなどより外壁に悪影響を与える劣化に発展します。色あせやくすみが目立つようになったら、外壁塗装工事を検討すべきタイミングといえるでしょう。
シーリングの剥がれ・割れ
シーリングとは、外壁に使われているサイディングボードの継ぎ目を充填しているものです。
シーリングが剥がれてしまったり、割れてしまったりすると、雨水が建物内部に浸入しやすくなります。またシーリングは建物の柔軟性を維持する役目を果たしているため、劣化すると耐震強度にまで影響してしまう可能性もあるので注意してください。
塗膜の乖離や膨れ
塗膜の乖離や膨れが生じている場合も要注意です。
塗膜の乖離や膨れから建物内部に雨水が侵入してしまうことで、シロアリの繁殖や建物内部の腐食を招きます。
雨漏り
雨漏りは外壁が劣化しているサインです。すでにひび割れたシーリングの剥がれなど、外壁に重大な劣化が生じている可能性があります。
雨漏りが起きているのを見つけたら、すぐに専門業者に相談して原因を調査して原因を調査して必要な対処をとってください。
室内のシミなどが目立つようになった
突然室内のシミなどが目立つようになった場合、外壁のひび割れなどで雨漏りが生じていたり、湿気が内部にしていたりする可能性が高いです。
もっともシミが生じている原因を見つけるのは難しいので、目立つようになったらすぐに専門業者への相談をおすすめします。
外壁塗装をしないことで生じるトラブル
ここまで紹介してきた劣化症状を放置し続けていると、どのようなトラブルが生じるのか解説していきます。
雨漏りが起こる
外壁の劣化症状を放置し続けていると、まず起こりうるわかりやすいトラブルは「雨漏り」です。
ひび割れやシーリングの剥がれから雨漏りが侵入しやすくなり、侵入した雨水は様々なトラブルを引き起こします。
室内が外気温の影響を受けやすくなる
外壁塗装は、耐熱性能や防水性能など家を守るための様々な役割を有しています。
しかし外壁が劣化してしまうと外部の影響を受けやすくなるので、室内の暮らしやすさに直接影響を与えてしまう可能性が高いです。
シロアリが発生する可能性がある
外壁のひび割れなどから雨水が浸入すると、シロアリをはじめとした害虫が発生する要因となります。
外観の見栄えが悪くなる
色褪せやくすみ、ひび割れなどの劣化症状が生じると、建物自体のデザイン性や色合いが損なわれます。放置すればするほど外観の見栄えも悪くなり、改善するためには外壁塗装を行わなければなりません。
建物の寿命が短くなる
外壁の劣化症状を放置していると、最終的には建物自体の寿命が短くなってしまう場合もあるため注意してください。
ひび割れなどから侵入した雨水や湿気は、建物の重要な柱や梁などを少しずつ腐食していきます。気づいた時には建物内部が腐敗しており、地震などがきっかけで建物自体が倒壊してしまうことも…。
大事なお家や家族の命を守るためにも、外壁の劣化症状を見つけたら必ず専門業者に相談して何らかの対処をするように心がけましょう。
外壁塗装の費用相場
一般的な外壁塗装工事の場合、費用相場は約70〜150万円前後です。
もっとも建物の大きさや形状によって、外壁塗装に必要な費用の相場は異なります。正確な費用相場を知りたい場合は、必ず業者から見積もりを出してもらいましょう。
外壁塗装の寿命を延ばす方法
ここでは外壁塗装の寿命を延ばす3つの方法を紹介します。
技術力の高い業者に依頼する
外壁塗装の寿命を延ばすためには、何よりも技術力の高い業者に依頼するのが重要です。
技術力のない業者に外壁塗装工事を依頼した場合、どれだけ高品質な塗料を使ったとしても施工不良ですぐに塗り直さなければならないことも…。
外壁塗装の工事は「外壁劣化診断士」などの資格を有しており、外壁の劣化状況を正確に判断して適切な工事ができる職人が在籍している業者に依頼しましょう。
定期的なメンテナンスを業者に依頼する
外壁塗装の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスを専門業者に依頼しましょう。
定期的に外壁の状況をチェックしてもらいメンテナンスすることで、何か異変があってもすぐに対応できます。 ひび割れなどが進行してしまうと、最終的には外壁そのものの張り替え工事を行わなければならないため、外壁塗装工事よりもさらに費用が必要です。
無駄な出費を防ぐためにも、定期的なメンテナンスを行なって、外壁を常に安全な状態に保ちましょう。
日常的に洗浄を行い外壁をきれいに保つ
業者による定期的なメンテナンスだけではなく、日常的に洗浄を行い外壁をきれいに保つことも重要です。
外壁は砂やホコリで汚れてしまうと、本来の性能を発揮できません。また砂や埃によって劣化が進行してしまい、外壁塗装の寿命が短くなってしまうことにも繋がります。
定期的に水洗いなどを行いきれいに保つことで、外壁の寿命を長持ちさせましょう。
埼玉県川越市ならルーフカベドクターにお任せください!
外壁塗装を何年おきにすべきか、新築かどうか、以前に利用した外壁塗装の種類によって異なります。
もっとも外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、急速的に劣化が生じてしまう場合もあるため注意してください。
ルーフカベドクターでは、埼玉県川越市エリアを中心に過去7,000件以上の外壁塗装工事を45年間にわたり行ってきました。
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