雨漏り修理の費用相場は?業者の見極め方やDIYできるのかを解説
2022.07.30 (Sat) 更新
雨漏りが一度起きると、どのように対処すればよいかわからず途方に暮れてしまう人も多いです。しかし雨漏りは晴れている間は気にならないので、再び雨が降るまで放置してしまう人もいます。
しかし雨漏りを放置していると、建物内部の腐食やシロアリの発生、建物自体の寿命を縮めてしまうことにも繋がりかねないというのはご存知でしょうか。
そこで今回の記事では、突然雨漏りが起きたらすべきことや、雨漏り修理の費用相場について解説します。
また雨漏り修理で損をしないために信頼できる業者の見極め方についても紹介しているので、雨漏りでお困りの方や、修理業者を探している方は参考にしてくださいね。
もくじ
雨漏りが起きたらすべきこと
まずは雨漏りが起きたら最低限すべき3つのことについて確認しておきましょう。
応急措置を行う
突然雨漏りが起きてしまった場合、根本的な修理は難しいので応急措置を行う必要があります。「誰でも簡単にできる応急措置の方法」は以下のとおりです。
- 雨漏りしている箇所にビニールシートやブルーシートなどを設置する
- 防水テープなどで雨漏りしている部分を塞ぐ
- 床に染み込まないようにバケツなどを設置する
突然雨漏りが起きた場合、応急措置のために特別な道具などは必要ありません。まずは最低限の応急措置を行って、雨が止むのを待ちましょう。
家具や家電を動かす
応急措置を行う前もしくは後に、雨漏りが起きている場所の周囲にある家具や家電を動かしましょう。
雨漏りによって家具や家電が濡れてしまうと、家具が使えなくなったり、家電製品の故障や火事に繋がったりする危険もあります。
専門の業者に連絡して修理するまでは、雨漏りしている部屋から完全に家具や家電を移動しておくのが無難です。
専門業者に連絡する
応急措置や家具や家電の移動を終えたら、すぐに専門業者へ連絡しましょう。
雨漏りは様々な要因が合わさって生じるケースが多いため、一般の人では雨漏りしている場所や原因を正確に見つけることは難しいです。
雨漏りが起きた段階ですぐに専門業者に連絡すれば、修理するまでどのような対応をすればよいのかについても教えてもらえるので適切な対処ができます。
雨漏り修理はDIYできるの?
専門業者に依頼するのではなく「DIY」で雨漏り修理はできるのでしょうか。
DIYは危険なのでNG
結論から言うと、雨漏り修理をDIYで行うのは危険なのでおすすめできません。
雨漏り修理をするためには、まず雨漏りが生じている場所や原因を正確に特定する必要があります。しかし雨漏りは様々な要因が絡み合って生じていることが多いため、修理に関する専門知識を有していない人では原因を正確に特定するのは難しいと言わざるを得ません。
また屋根まで登って確認するのは非常に危険な行為です。屋根から転落することで命に関わる怪我をする恐れもあるので、雨漏り修理はDIYではなく専門業者に任せましょう。
DIYするなら応急措置までが無難
どうしてもDIYで雨漏り修理を行うのであれば、応急措置までに止めるのが無難です。
無理に雨漏りしている箇所を修理しようとすると、壁や天井などを破損する恐れもあります。雨漏りが起きているのを見つけたら、家具や家電など他の場所に被害が及ばないように応急措置をして、すぐに専門業者へ連絡しましょう。
雨漏り修理の費用相場
雨漏り修理は、原因となっている要素や場所によって必要な費用も異なります。
原因となる要素や場所と費用相場についてまとめたので、雨漏り修理を依頼する際の参考にしてください。
雨漏りの場所 |
雨漏りの原因 |
費用相場 |
屋根 |
屋根のひび割れなど |
・5〜180万円 |
天井 |
外壁や屋根のひび割れなど |
・3〜20万円 |
ベランダ |
排水溝のつまり 防水機能の低下 |
・3〜20万円 |
外壁 |
外壁の劣化 |
・5〜180万円 |
窓枠・雨樋 |
雨樋の故障 窓枠の老朽化など |
・5〜25万円 |
雨漏りの原因が雨樋の故障や排水溝のつまりなど軽微なものである場合、数万円程度で修理できるケースが多いです。
しかし外壁や屋根のひび割れなどが原因で生じた雨漏りの場合、屋根や外壁そのものの取り替え工事を行わなければならない場合もあります。
雨漏りの原因が深刻かどうかは素人では判断できないので、必ず専門業者に相談してチェックしてもらいましょう。
雨漏り修理をせずに放置すると起こるトラブル
雨漏りを修理せずに放置すると様々なトラブルを引き起こします。最終的には建物の寿命が短くなる場合もあるので、雨漏りを見つけたらすぐに適切な対処を行ってください。
建物内部の腐食を招く
すでに分かりやすく雨漏りが室内に起きている場合、建物内部にも雨水が浸入しているケースが多いです。
建物内部に侵入した雨水は、柱や梁など建物内部の重要な箇所を腐食していきます。腐食が進むと建物自体の耐久性が著しく下がり、大規模な地震などがきっかけで倒壊してしまう恐れもあるので注意してください。
害虫や害獣による二次被害
建物内部の腐食が進行すると、シロアリやゴキブリなど害虫や害獣が発生しやすい環境になります。
特にシロアリは建物内部の気づかないところで柱を侵食していくため、気づいたら手遅れだったということも多いです。建物の重要な部分が侵食されると、数百万円の修繕費用がかかってしまう場合もあります。
健康被害
雨漏りが生じるとカビが発生しやすくなるため、住んでいる人の健康にまで悪影響を及ぼします。
慢性的な咳や頭痛、カビによって重大な病気になってしまう恐れもあるため、雨漏りには注意してください。
建物の価値が下がる可能性も
雨漏りが深刻化して建物内部の腐食が進むと、建物の価値が著しく下がってしまう可能性があります。
雨漏り修理を依頼する業者の見極め方
いざ突然雨漏りが起きたとしても、どのような業者に修理を依頼すればよいのかわからないという人がほとんどなのではないでしょうか。
ここでは悪質な業者に騙されて損をしないためにも、雨漏り修理を依頼する業者を見極めるためのポイントを解説していきます。
専門の資格を持っている業者を選ぶ
実は雨漏りに関しては「雨漏り診断士」という専門の資格があるのはご存知でしょうか。
雨漏り修理を行っている業者によっては、雨漏り診断士の人が在籍している場合もあります。そのため雨漏りの修理を依頼する場合、雨漏り診断士という専門の資格を持っているかどうかで判断するのもおすすめです。
訪問販売は要注意
頼んでいないにも関わらず、訪問販売で雨漏り修理を迫ってくる業者には注意してください。
最近では、訪問販売から雨漏り修理や外壁・屋根工事の契約をしてトラブルに発展した事例も増えています。
特に悪質な業者は、
- 雨漏りを放置していると家の価値がなくなります
- 雨漏りをそのままにしていると命にも関わりますよ
こういった不安を煽るセールストークで契約を迫ってきます。まずは見積りなどをもらって、工事費用と相場に大きく差はないかなど確認しましょう。
ホームページや口コミを確認する
ホームページや口コミをあらかじめチェックしておくことで、ある程度その業者の評判を見極めることができます。
ホームページや口コミで気になるマイナス評価があった場合、他に良い業者はないか比較しながら探すのも良いでしょう。
見積書・契約書を確認する
雨漏り修理を依頼する場合、必ず見積書と契約書は事前に隅々まで確認してください。
特に悪質な業者の場合、見積書と契約書の内容が食い違っていたり、内容が曖昧だったりするケースが多いです。後から騙されて追加請求されることを防ぐために、見積書と契約書はしっかりと確認しておきましょう。
複数業者から見積もり依頼をする
複数の業者に見積もり依頼をすることで、ある程度雨漏り修理の相場を見極めることができます。
相場よりも不自然に高かったり、異常な値引きをしてきたりする業者は避けて、相場の価格を提示してくる業者のなかから信頼できそうな業者を選ぶと良いでしょう。
雨漏り修理は火災保険利用でお得になる可能性も
雨漏りが起きた原因が「自然災害」によるものであった場合、火災保険による補償を受けられる場合もあります。火災保険が適用される自然災害の種類と損害の例は、以下のとおりです。
自然災害の種類 |
火災・風災・雪災・落雷・破裂・水害など |
損害の例 |
・台風によって屋根の一部が飛ばされて雨漏りが起きた ・台風の飛来物で屋根が損壊して雨漏りが起きた ・積雪によって屋根が倒壊して屋根や雨どいなどが損壊した |
ただし火災保険は加入しているプランによって補償対象が異なるので、必ず保険証書や契約プランなどを確認しておきましょう。
埼玉県川越市で雨漏り修理をするならルーフカベドクターへお任せください!
雨漏りは放置していると、家の重要な部分を腐食して倒壊を招く場合もあります。腐食の復旧工事には数百万円かかる場合もあるため、大事になる前に雨漏りが起きたら適切な対処を行わなければなりません。
ルーフカベドクターでは、雨漏り診断のプロフェッショナルが「雨漏り診断」を行うことで、あなたの大事なお家で雨漏りが起きている本当の原因を特定できます。
- 突然雨漏りが起きて困っている
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