屋根足場が必要な3つの理由!費用相場や設置時の注意点も解説
2022.08.29 (Mon) 更新
屋根の構造によって必要になってくる、屋根足場。しかし、そもそも屋根足場って何?どんなときに必要になるの?と疑問に思う人も多いでしょう。
そこで本記事では、下記のポイントについてわかりやすく解説しています。
- 屋根足場とは?
- 屋根足場を使うケース
- 屋根足場が必要な理由
- 屋根足場にかかる費用相場
- 屋根足場をかけるときの注意点
屋根工事や塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
屋根足場とは?
屋根足場とは、急勾配の屋根の工事をするときに必要な足場のことを指します。外壁の周りに建てる一般的な足場とは違い、屋根自体に設置する専用の足場です。屋根材によっても変わってきますが、屋根勾配が5寸以上の場合に必要になります。
なお、一般的な戸建て住宅の屋根勾配は3~5寸ほどのため、屋根足場を設置することはほとんどありません。
屋根足場を使うケースは?
屋根勾配が5寸以上の場合は、屋根足場が使われます。工事内容は大きくわけて「屋根工事」「屋根塗装」の2種類。それぞれのケースを見ていきましょう。
屋根工事
屋根工事では、下記の工事で屋根足場が必要になります。
- 屋根の葺き替え
- 屋根カバー工法
- 棟板金工事
- 天窓の修理
- 雨樋工事
- その他屋根の補修など
屋根塗装
塗装作業時も両手が塞がる作業のため、屋根足場は必要です。体勢を崩すと塗料がこぼれて滑る危険性があるので、安定的に作業をするという意味でも屋根足場が使われます。
屋根足場が必要な3つの理由
屋根の葺き替えや塗装など、さまざまな工事で必要になる屋根足場。続いては、屋根足場が必要な3つの理由を解説します。
- 職人の安全を確保するため
- 施工ミスをなくし作業の質を高めるため
- 塗料の飛散を防ぐため
それぞれ順番に解説します。
1.職人の安全を確保するため
劣化した屋根は、コケが生えていて滑りやすかったり、バランスが取りにくくなっていたり、転落の危険性が高くなっています。通常の屋根に比べて、急勾配の屋根での作業はとくにリスクを伴います。
職人が落下してケガを負わないためにも、屋根足場を設置してしっかり安全対策をとる必要があります。
2.施工ミスをなくし作業の質を高めるため
足場がない状態では職人の姿勢が安定せず、正確な施工が難しくなります。また資材を置くスペースがなければ、作業効率の低下にもつながるでしょう。
足場があれば細かいところまで手が届きやすく、丁寧に作業が進められるので質の高い工事が可能です。施工ミスをなくし、職人の作業の質を高める意味でも屋根足場は必要といえます。
3.塗料の飛散を防ぐため
足場には、飛散防止シートを設置することで、高圧洗浄の汚水や塗料の飛散を防ぐ役割もあります。高圧洗浄の際は洗い流す際に大量の泥や汚れが飛散し、近隣住民の洗濯物や車を汚してしまうおそれがあります。
また塗装に使用する塗料は、風が吹けば簡単に飛散してしまいます。近隣トラブルを避けるためにも、足場の設置は大切です。
屋根足場にかかる費用相場
屋根足場にかかる費用相場は、一般的な30坪の戸建て住宅で5~20万円程度です。外壁周りに設置する足場の相場が20万円前後なので、合計すると25~40万円ほどになります。
ただし、家の大きさや屋根の構造によっても変わってくるため、詳細な費用を確認したい場合は業者に見積もりを依頼しましょう。
屋根足場の費用が安くなることはある?
通常の足場にさらに屋根足場が必要となると、足場費用だけでも25万円を超えることも珍しくありません。できるだけコストを抑えるにはどうすればよいのでしょうか?
ここからは、屋根足場の費用が安くなるケースを紹介します。
平坦な屋根を塗装する場合
倉庫の屋根やトタン屋根、陸屋根などのフラットな屋根の場合は、足場をかけずに施工できることもあります。勾配が緩やかな屋根には資材の仮置きがしやすく、職人が転落する可能性が低いためです。
しかし、コケや藻などがなく滑りにくいかなど、屋根の状況によって判断が変わってくるため、見積もりの際にチェックしてもらいましょう。
業者が高所作業用のクレーンを保有している場合
高所作業用のクレーン車を使えば、足場をかけるよりも全体の費用をおさえられる可能性があります。
ただし、高所作業車が使えるケースはかなり限られています。屋根全面ではなく一部の補修であることや、作業車を停めるスペースが十分にあるかなど、条件の確認が必要です。もし依頼する業者が高所作業車を保有している場合は、使用が可能かどうか一度相談してみてもよいでしょう。
足場費用無料をうたう悪徳業者に注意
足場費用には資材の運搬費、撤去費用などが含まれ、一般的に工事費用の20%を占めるといわれています。また設置と撤去で合わせて2日間は必要なため、足場代が無料になることは通常ありません。
「今なら足場を無料にします」と契約を迫ってくる業者は、悪徳業者の可能性が高いです。見積もり上では、無料に見せておいて別の部分に料金を上乗せしていたり、手抜き工事をされたりするおそれがあります。甘い言葉を鵜呑みにせず、足場を無料にするとうたう業者との契約は避けましょう。
屋根足場を設置する時の注意点
屋根足場を設置する際に注意しなければならないのは以下の3点です。
- DIYをする場合でも業者に依頼する
- 防犯対策を忘れずに行う
- 近隣住民へ事前に周知しておく
それぞれ順番に解説します。
1.DIYをする場合でも業者に依頼する
「ちょっとした補修だったら、はしごをかければ大丈夫」と思う人もいるでしょう。しかし、高所での作業は大変危険なため、DIYはおすすめしません。どうしても自分で作業したいという場合でも、足場の設置は必ず業者に依頼してください。
「DIYをしたいから」といえば、足場だけ業者に依頼することも可能です。費用はかかりますが、安全には代えられません。
2.防犯対策を忘れずに行う
足場を設置している期間は、防犯面にも注意が必要です。足場や飛散防止シートで建物が覆われていると、外から見えにくく、不審者が侵入しやすくなっています。外出する際はもちろん、就寝するときもすべての窓の鍵をかけ忘れないよう注意しましょう。
また日中でもカーテンを閉めておく、夜に外出をする際は照明をつけたままにしておく、といった対策も有効です。
3.近隣住民へ事前に周知しておく
工事期間中は騒音や異臭など、ご近所に少なからず迷惑がかかります。トラブルを避けるためにも、工事の1週間~前日までに近隣住民に知らせておきましょう。
業者が代行する場合もありますが、施工主が自ら説明に行くのが理想です。タオルやトイレットペーパーなどの粗品を用意して、工事の内容と期間を伝えておくとよいでしょう。
屋根足場を使った工事・塗装なら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
屋根足場とは、急勾配の屋根に必要な専用の足場のこと。戸建て住宅の場合で5~20万円ほどかかり、通常の足場と合わせると25~40万円ほどになります。
屋根足場は、職人の安全性を確保し、確実な施工をするために必要なものです。DIYによる作業は大変危険なため、プロに依頼することをおすすめします。
ルーフカベドクターは埼玉県川越市にある屋根工事・塗装工事の専門業者です。カバー工法や屋根の塗り替えといった工事を含め、施工実績は7,000件以上。45年間にわたり、さまざまな工事を行ってきました。
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