雨漏りの応急処置を自分でする方法は?注意点やその後の対応について解説
2022.08.29 (Mon) 更新
急に雨漏りが発生したら、どうしたらいいかわからず焦ってしまいますよね。雨漏りを完全に修理するには最終的に専門業者に頼む必要がありますが、身近なものを使ってできる応急処置もあります。
そこで本記事では、雨漏りの応急処置について下記のポイントを中心に解説しています。
- 雨漏りを放置するデメリット
- 室内でできる雨漏りの応急処置
- 室外でできる雨漏りの応急処置
- 雨漏りの応急処置を自分でするときの注意点
突然の雨漏りに悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
雨漏りを放置するデメリットとは?
雨漏りを放置すると、下記のような二次災害が発生するおそれがあります。
- 壁や床にシミができる
- クロスが剥がれる
- 壁内やクロスの裏など見えない箇所にカビが生える
- 木材が腐食してボロボロになる
- シロアリやゴキブリが発生しやすくなる
雨漏りは屋根や外壁にダメージがあるだけではなく、建物内部に雨水が侵入することで建物自体の寿命を縮めてしまう原因になります。放っておくと建物の資産価値も下がってしまうため、雨漏りを発見したら早急なメンテナンスが必要です。
雨漏りの応急処置【室内】
ここからは室内でできる応急処置を紹介します。まずは身近なものを使って、被害が拡大するのを防ぎましょう。
雨水を受けるバケツを用意する
用意するもの
- バケツ、桶など
- 新聞紙やレジャーシート
- 雑巾
手順
- 新聞紙やレジャーシートを敷く
- バケツや桶を置いて雨水を受ける
室内で雨漏りが発生している場合、まずバケツや桶など雨水が受けられる容器を置いて、室内が濡れるのを防いでください。ある程度水が溜まってきたら、水しぶきで床が濡れてしまうので、バケツの下に新聞紙やレジャーシートなどを敷いておくとよいでしょう。
窓やサッシは雑巾で雨水を吸い取る
窓やサッシからじわじわ雨水が染み出している場合は、雑巾で水を吸い取って対処します。びしょびしょになる前にこまめに取り替えましょう。またカーテンが濡れるとカビの原因になるため、早い段階で外しておいてください。
紙おむつや吸水シートを使う
雨漏りの範囲が狭く、雨水の量もそれほど多くない場合は、紙おむつや吸水シートが有効です。雨水を受けるバケツの中に置いておけば水しぶき防止になり、サッシに挟んでおけば水を吸い取れます。雑巾のように絞る手間がかからないので、手元に紙おむつがある場合はうまく活用してみましょう。ただし、吸水すれば重くなるので、天井や壁などにガムテープで貼り付けるのはおすすめしません。
家具・家電にビニールシートを被せる
雨漏り発生箇所の近くに家具や家電がある場合、移動できるものは濡れないところに移動してください。動かせない場合は、ゴミ袋やビニールシートを被せて濡れるのを防ぎます。雨水が落ちる衝撃でズレないよう、ガムテープで固定するとよいでしょう。
家電製品は、濡れると漏電するおそれもあります。ケーブルの被膜が破れていないか、コンセントが濡れていないかをチェックして、念のためゴム手袋をつけて作業してください。漏電は火災の原因にもなるため、焦げ臭いなどの異常があったときは、すぐに消防機関に連絡しましょう。
雨漏りの応急処置【室外】
続いて室外でできる応急処置を紹介します。屋根の上での作業は大変危険です。滑りやすくなっているため雨が降っている間は避け、必ず2人以上で作業しましょう。
屋根をビニールシートで覆う
用意するもの
- 大きめのビニールシート
- 砂利や予備の瓦
- 土のう袋
- はしご
手順
- 土のうに砂利や予備の瓦を詰めて重しを作る
- 大きめのブルーシートで広範囲を覆う
- 四隅と端に土のうを置く
雨漏りの原因箇所がわからない場合は、屋根をビニールシートで覆います。雨漏りの原因は真上にあるとは限らないため、広範囲を覆うのがポイントです。大きめのブルーシートを用意し、砂利や予備の瓦を詰めた土のうを置き、風で飛ばされないようにしましょう。非常に滑りやすいため、作業中はブルーシートを踏まないように気をつけてください。
防水テープやコーキングを使う
雨漏りの原因箇所が判明している場合は、防水テープやコーキングを使って侵入口を塞ぐ方法が有効です。ピンポイントで補修できるので、原因箇所が正しい場合は効果を期待できます。防水テープやコーキングを使用する際は、補修する箇所を雑巾で拭き、ほこりや汚れを落としてから作業しましょう。
雨漏りの応急処置を自分でするときの注意点
雨漏りの応急処置を自分で行う際に、注意しなければならないのは以下の2点です。
- 屋外作業はおすすめしない
- 原因箇所を特定せず補修するのはNG
それぞれ詳しく解説します。
1.屋外作業はおすすめしない
屋外作業は転落の危険性があるため、おすすめしません。屋根の上はコケや藻、経年劣化による歪みなどによって滑りやすくなっており、思っている以上に不安定です。屋外作業はできるだけ屋根の専門業者に依頼しましょう。
緊急性が高く、どうしても急いで作業をする必要がある場合は、下記の点を守って慎重に行ってください。
- 晴れているときに作業をする
- 最低でも2人以上で作業をする
- ヘルメットを被る
- 長袖長ズボンを着用する
- ズレにくいゴム底の靴を履く
2.原因箇所を特定せず補修するのはNG
原因箇所を特定しないままに、やみくもに補修するのはNGです。「ヒビがあるからとりあえず塞いでおこう」と安易に補修することで、排水のバランスが崩れ、かえって雨漏りがひどくなることもあります。
雨漏りの原因はひとつではないことも多く、建物の構造を理解していなければ、特定するのは非常に困難です。雨漏りの原因がわからない場合は、無駄に手を加えずプロに任せたほうがよいでしょう。
雨漏りの応急処置をした後は専門業者に相談を
雨漏りは応急処置だけでは完全に直すことはできません。応急処置をしておさまったように見えても、内部の劣化は進んでいる可能性が高いです。原因を特定し、根本的に直さない限りは、雨漏り被害は続きます。
雨漏りを放置すると、建物の寿命を大幅に縮めてしまうことにもなりかねません。被害が拡大すればするほど修理費用がかかってしまうため、応急処置後は早急に専門業者に相談しましょう。雨漏りの補修はプロでも難しいといわれているため、雨漏り修理の実績が豊富な業者に依頼することが大切です。
雨漏り修理なら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
雨漏りが起こったときは、身近にあるもので応急処置を行い、二次被害を防ぎましょう。ただし、応急処置で被害が小さくなったからといって、雨漏りが完全に治ったわけではありません。雨漏りをきちんと直すには、専門業者に依頼して正しく原因を突き止める必要があります。
ルーフカベドクターでは埼玉県川越市エリアを中心に、雨漏り修理・屋根工事の専門業者として、さまざまな工事を行ってきました。
雨漏りによる補修工事を含め、施工実績は7,000件以上。豊富な知識と経験をもとに、雨漏り診断のプロフェッショナルが「雨漏り診断」を行い、雨漏りの根本原因を特定します。
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