外壁にできたコケを除去するには?業者に依頼する基準や予防法を詳しく解説
2022.10.21 (Fri) 更新
外壁のコケは見た目に目立つだけでなく、建物内部の劣化が進む原因にもなります。
そこで本記事では、外壁にできたコケについて下記のポイントを中心に解説しています。
- 外壁にコケができる原因
- 外壁にできたコケを放置すると起こること
- 外壁にできたコケの除去は業者に依頼した方がいい?
- 外壁のコケを予防する方法
「最近、外壁のコケが気になりはじめた…」という方は参考にしてくださいね。
もくじ
- 外壁にコケができる原因
- 住宅環境
- 使用している外壁材の問題
- 外壁にコケができやすい家の特徴
- 外壁にできたコケを放置すると起こること
- コケが増え美観が損なわれる
- 外壁の劣化を早める
- 健康に悪影響を及ぼすおそれもある
- 外壁にできたコケの除去は業者に依頼した方がいい?
- 業者に依頼するか自分でやるかの判断基準
- コケの除去を業者に依頼するメリット・デメリット
- コケの除去を自分で行うメリット・デメリット
- 外壁にできたコケを自分で除去する方法
- 【低所のコケ】専用洗浄剤を使う
- 【高所のコケ】 ロングモップや高圧洗浄機を使う
- 外壁のコケ除去を業者がする時の方法
- 高圧洗浄
- 業務用クリーナー
- バイオ洗浄
- 外壁のコケを予防する方法
- 風通しをよくする
- 定期的に専用洗浄剤で掃除する
- 光触媒塗料や防カビ・防藻剤入りの塗料で外壁を塗り替える
- コケに強い外壁材に張り替える
- 外壁のコケを除去するなら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
外壁にコケができる原因
コケは藻類の植物で、胞子によって増えます。胞子が風に乗って外壁に付着することで根付き、土がなくても繁殖するのが特徴です。
コケが繁殖してしまう要因は、「住環境」と「外壁材」の2つにわけられます。
住宅環境
家の近くに川や林などがあると、胞子が飛んでくるためコケが発生しやすいです。
コケは湿気を養分にして成長します。日当たりが悪かったり、風通しが悪かったりすると外壁に湿気が溜まりやすいため、コケの繁殖を早める原因になります。
使用している外壁材の問題
凹凸のあるデザインの外壁は溝に湿気が溜まりやすく、コケが成長しやすくなっています。また外壁の塗膜が劣化して、防水性が低下している場合もコケができやすくなります。
外壁にコケができやすい家の特徴
下記の特徴に当てはまっている場合は、コケができやすい可能性があります。こまめに外壁をチェックしてみましょう。
- 川や森などが近くにある
- 日当たりが悪い
- 風通しが良くない
- 室内と室外の温度差が激しい
- 外壁材が凸凹している
- 外壁の塗膜が劣化している
外壁にできたコケを放置すると起こること
外壁のコケを放っておくと、下記のようなリスクや劣化症状を引き起こすおそれがあります。
- コケが増え美観が損なわれる
- 外壁の劣化を早める
- 健康に悪影響を及ぼすおそれもある
コケが増え美観が損なわれる
コケが繁殖すると汚れが目立ちやすく、家の美観が損なわれます。古ぼけた見た目になり、住んでいる人の気分にもネガティブな影響を与えるでしょう。
外壁の劣化を早める
コケができるのは、塗膜が劣化して防水性が落ちている証拠です。そのままの状態を放置すると、浮きや剥がれなどさらなる劣化につながります。
健康に悪影響を及ぼすおそれもある
コケ自体は人体に害があるものではありませんが、カビを発生させる原因になります。
カビはアレルギー性鼻炎や皮膚炎など健康に悪影響を及ぼすおそれもあるため、コケができたら早めに対処しましょう。
外壁にできたコケの除去は業者に依頼した方がいい?
コケを自分で除去できる場合とそうでない場合は、どのように見極めればよいのでしょうか。
ここからは、判断基準を解説します。
業者に依頼するか自分でやるかの判断基準
以下のような場合は、業者に依頼しましょう。
- コケが分厚く盛り上がっている
- コケが広範囲に広がっている
- 外壁に水をかけても弾かない
- 手の届かない範囲にコケが生えている
コケが薄くても高所に発生している場合は、自分で除去するのは危険なため、業者に依頼することをおすすめします。
コケの除去を業者に依頼するメリット・デメリット
メリット |
汚れをきれいに除去できる 汚水飛散のリスクがない |
デメリット |
自分でやるよりコストがかかる 作業に時間がかかる |
業者に依頼する一番のメリットは、コケをきれいに落とせることです。足場には飛散防止シートが掛けられるため、洗浄時に周囲に汚水が飛散する心配もありません。
デメリットは、自分でコケを除去するよりも費用が高くなる点です。また足場を組む必要があるため、工期も数日かかります。
コケの除去を自分で行うメリット・デメリット
メリット |
コストを抑えられる 時間をかけずに手軽にできる |
デメリット |
家庭用洗浄機では汚れが残ることもある 2階部分など高所の汚れは取り切れない 外壁を傷めてしまうこともある |
自分で行うメリットは、コストをかけずに手軽にコケを落とせる点です。
ただし、家庭用洗浄機や市販の洗浄剤では効果に限界があります。足場がないので2階部分まで届かず、コケが落とし切れないこともあるでしょう。
外壁にできたコケを自分で除去する方法
コケの厚みが薄く、外壁がきちんと水を弾く場合は、自分で除去できる場合もあります。
ここからは、低所・高所のケースにわけて、コケを除去する方法を紹介します。
【低所のコケ】専用洗浄剤を使う
用意するもの
- コケ専用洗浄剤
- 雑巾
- スポンジ
- マスク
- ゴム手袋、軍手
- マスク
- レインコート
コケを除去する手順
- 雑巾で外壁についた泥やほこりなどを落とす
- スポンジにコケ専用の洗浄剤を含ませやさしく擦る
- 水で洗い流す
専用洗浄剤がない場合は、中性洗剤(食器用洗剤など)でも代用できます。ただし、お酢やお湯、塩素系洗剤は外壁を傷める可能性があるため、使用を避けましょう。
また、たわしなどの硬い素材でゴシゴシ擦ると外壁に傷をつけてしまうおそれがあります。やわらかいスポンジを使うのもポイントです。
【高所のコケ】 ロングモップや高圧洗浄機を使う
高所のコケの場合は、ロングモップや家庭用洗浄機を使います。はしごを使っての作業は危険なため、おすすめしません。必ず1階から手が届く範囲で行ないましょう。
家庭用高圧洗浄機は、かえって水圧で外壁を傷つける可能性もあります。「シーリング(外壁のボードとボードのつなぎ目部分)には当てないようにする」「同じ場所に当て続けない」などの工夫が必要です。
外壁のコケ除去を業者がする時の方法
業者がコケを除去する場合、「高圧洗浄」「業務用クリーナー」「バイオ洗浄」の3種類の方法があります。
高圧洗浄
高圧洗浄とは、水圧の力でコケや藻、カビなど外壁についた汚れを洗い落とす方法です。業者による高圧洗浄では、家庭では落とせない頑固な汚れまできれいに落とせます。
業務用クリーナー
業務用のクリーナー(洗浄剤)を使用する方法です。目的や用途によってさまざまな種類があるため、外壁の状態に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。
バイオ洗浄
バイオ洗浄では、特殊な洗剤を使って汚れを分解します。建物への負担を最小限にして汚れを除去でき、コケやカビに効果的とされています。
外壁のコケを予防する方法
いくつかポイントをおさえれば、コケを予防することもできます。外壁のコケを予防する方法もおさえておきましょう。
風通しをよくする
湿気が溜まるとコケは繁殖しやすくなります。外壁周辺にものや植栽を置かないようにして、風通しをよくしましょう。
定期的に専用洗浄剤で掃除する
コケが厚く盛り上がった状態になってしまうと、自分で除去するのは難しくなります。
コケは数日で一気に繁殖するわけではありません。定期的に専用洗浄剤で掃除をして、コケが増えるのを抑えることが大切です。
光触媒塗料や防カビ・防藻剤入りの塗料で外壁を塗り替える
防カビ・防腐剤入りの塗料で外壁を塗り替えるのも、コケの予防として効果的です。
効果が永続的に続くわけではありませんが、一定の期間カビやコケが発生しにくくなります。
コケに強い外壁材に張り替える
築年数が35年以上経っている場合や外壁自体の劣化がひどい場合は、外壁材を張り替えるのもひとつの方法です。
コケに強い外壁材としておすすめなのは、タイルや金属製のサイディングです。凹凸がなくフラットなデザインが多いため、水はけがよく湿気が溜まりにくくなっています。
外壁のコケを除去するなら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
外壁のコケは軽度であれば自分で落とすことも可能です。コケの繁殖が進むと自分で除去するのが難しくなるため、定期的に掃除をしてコケが増えるのを予防しましょう。
ルーフカベドクターは、埼玉県川越市エリアを中心とした外壁工事の専門業者です。
外壁の高圧洗浄をはじめ、施工実績は7,000件以上。45年にわたり、外壁にまつわるさまざまなお悩みを解決してきました。
- 外壁にコケをどうすればいいかわからない
- 外壁のコケを適切に処理できる業者を探している
- 実績豊富な業者に依頼したい
このようにお考えの方は、ぜひルーフカベドクターにお問い合わせください。豊富な知識のもと、お客様に満足していただける施工をお約束します。