工場・倉庫の外壁塗装にかかる費用相場は?塗り替え時期や注意点も解説
2023.01.23 (Mon) 更新
外壁塗装には美観を維持させるだけでなく、雨風や紫外線などから建物を守る役割があります。
効果を持続させるには定期的なメンテナンスが欠かせませんが、工場や倉庫は塗装面積が多く高額になるため、なかなか踏み切れない方もいるでしょう。
そこで本記事では、工場・倉庫の外壁塗装について下記のポイントを中心に解説しています。
- 工場・倉庫に外壁塗装を行うメリット/しないデメリット
- 工場・倉庫の外壁塗装の塗り替え時期
- 工場・倉庫の外壁塗装にかかる費用相場
外壁塗装の注意点も紹介しているので、メンテナンスを検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
工場・倉庫に外壁塗装を行うメリット
まずは外壁塗装で得られる主なメリットを3つ解説します。
建物の美観を維持できる
外壁塗装を行うことで、色あせや汚れ、サビなどを一新でき、建物の美観を維持できます。
単に見た目がきれいになるだけでなく、周辺住民によい印象を与える、従業員のモチベーションをアップできるといった相乗効果もあります。
建物を長持ちさせ資産価値を守る
外壁塗装によって外壁や屋根の劣化を抑えられるので、資産価値を守ることにもつながります。
外壁塗装には雨風や紫外線などの外部ダメージから建物を守ってくれる役割があります。しかし、時間とともに塗膜が劣化するとその効果が薄れてしまうため、定期的なメンテナンスが大切です。
建物内の環境を改善できる
塗料によっては断熱・遮熱などの機能があるため、外壁塗装を行うことで建物内の環境の改善にもつながります。
断熱・遮熱効果により工場内の温度変化を軽減できるので、電気代の削減にも効果的です。また安定した環境で作業できるため、従業員の作業ミスを抑えられるなどの効果も期待できるでしょう。
工場・倉庫の外壁塗装をしないデメリット
続いて、外壁の劣化を放置することで生じるデメリットを説明します。
建物内部の劣化が進行する
目に見えた劣化がないからといってメンテナンスを怠ると、雨水の浸入や鉄筋のサビなどにより建物内部の劣化が進み、雨漏りを引き起こす原因になります。
雨漏りは建物の寿命を縮めてしまうだけではなく、設備や商品にまで甚大な被害を及ぼすリスクがあります。
企業イメージが低下する
外観は、企業のイメージを左右する大事な要素です。外壁の塗装が剥がれたり、サビついていたりすると「管理が行き届いていない」「財務状況が悪いのでは?」と悪い印象を与えてしまいかねません。
企業イメージが低下し、取引先や顧客などに不安を抱かれると、今後の事業にも悪影響を及ぼすおそれがあります。
工場・倉庫の外壁塗装の塗り替え時期
工場・倉庫の塗り替え時期は「塗料の耐用年数」と「劣化症状」で判断できます。それぞれを詳しくみていきましょう。
築10年前後を目安にする
工場・倉庫の外壁塗装の塗り替えは、前回使用した塗料にもよりますが築10年前後が目安となります。
工場・倉庫でよく使われる塗料は以下の4種類です。塗料別の耐用年数は下記を参考にしてください。
耐用年数 |
|
ウレタン塗料 |
7~10年 |
シリコン塗料 |
10~13年 |
遮熱塗料 |
10~15年 |
フッ素塗料 |
15~20年 |
なお、工場や倉庫は日当たりのよい場所に建設されることが多いため、遮熱塗料が採用されることが多いです。
外壁塗装が必要な劣化症状が見られたら
環境によっては塗膜の劣化が早く進むこともあります。
築10年未満でも以下のような症状が見られたら、塗膜が劣化しているサイン。該当する劣化症状があれば、メンテナンスを検討しましょう。
- 色あせや変色
- チョーキング現象
- 塗膜の浮きや膨れ・剥がれ・浮き
- 鉄部のサビ
- コーキングのひび割れ
チョーキング現象とは、塗膜の劣化により顔料が浮き出てくる症状です。触ると手にチョークのような白い粉がつくので比較的発見しやすい現象といえます。塗膜の耐水性が低下しているため、早めに外壁塗装を行いましょう。
工場・倉庫の外壁塗装の工程と期間
外壁塗装工事は、大きく分けて9ステップあります。
外壁塗装の工程
1.近隣への挨拶・説明
2.足場の設置
3.高圧洗浄
4.下地補修・調整
5.養生
6.塗装(下塗り・中塗り・上塗り)
7.付帯部の塗装
8.完了検査・点検
9.足場解体・撤去
外壁塗装の工程でとくに大切なのは下地の調整です。工場や倉庫には鉄部が多いため、塗装前のサビ落とし(ケレン作業)が欠かせません。サビが残っていると塗料の密着力が悪くなり、早期に塗装が剥がれる原因になります。
外壁塗装の工期
工期は100~200坪前後の場合で、2週間~1ヶ月ほどをみておきましょう。
ただし、工事の進み具合は天候にも左右されます。雨が続く時期や雪が多い地域では、予定より工期が延びることも珍しくありません。
工場・倉庫の外壁塗装にかかる費用相場
100~300坪規模の工場の場合、塗装にかかる費用相場は200~600万円が目安です。
コーポレートカラーに合わせて数色使う場合や、2階以上など建物が高い場合などはその分コストがかかります。
金額は塗装面積や塗料のグレード、外壁の劣化状況などさまざまな要素によって決まるため、詳細な金額を把握したい場合は専門業者による見積もり・診断が必要です。
工場・倉庫の外壁塗装を行うときの注意点
外壁塗装を行うときは、下記の4点に気をつけると失敗しにくくなります。
実績が豊富な業者を選ぶ
いくらグレードの高い塗料を使っても、業者選びを誤ると失敗してしまう可能性が高いため、実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。
一般住宅と工場・倉庫の塗装では、おさえるべきポイントが異なります。業者を選ぶ際は、ホームページで工場や倉庫の施工実績があるかどうかを必ずチェックしてください。
相見積もりをとる
外壁塗装を行う際は複数の業者に見積もりをとるのがおすすめです。見積書の内容を比較できるため、相場を把握しやすくなります。
極端に相場からかけ離れている金額を提示してくる場合は、悪徳業者のおそれがあるため注意してください。3社ほどに見積もりをとって適正価格を知りましょう。
自社施工が可能な業者に依頼する
工場・倉庫の外壁塗装を行う際は、一連の工程を自社施工できる業者に依頼しましょう。自社施工が可能な業者であればマージンが発生しないため、その分の費用を削減できます。
また複数の業者が入らない分、意思疎通がスムーズにできるため、コミュニケーションのトラブルも起こりにくくなります。
建物に適した塗料を選ぶ
塗料を選ぶ際は費用だけでなく機能性と耐久性のバランスを考慮し、建物に適したものを選ぶことが大切です。
下記に工場・倉庫によく使われる4種類の塗料の特徴を簡単にまとめましたので、塗料選びの参考にしてみてください。
特徴 |
耐用年数 |
|
ウレタン塗料 |
耐水性が高い コストが安いが耐用年数は短め |
7~10年 |
シリコン塗料 |
価格や性能のバランスがよい コストパフォーマンスに優れる |
10~13年 |
遮熱・断熱塗料 |
室温上昇を抑える効果がある 電気代の削減につながる |
10~15年 |
フッ素塗料 |
耐久性や防カビ性に優れる コストがかかるものの耐用年数が長い |
15~20年 |
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