雨漏り対策マニュアル|自分で応急処置する方法や対策グッズを紹介
2022.04.29 (Fri) 更新
雨漏りが起こると生活に支障をきたすだけではなく、建物の寿命にも大きな影響をおよぼす恐れがあります。
応急処置が遅くなるほど被害が大きくなるため、日頃から雨漏り対策を心がけることが大切です。
そこで本記事では、雨漏り対策についてわかりやすくまとめました。自分で応急処置する方法や、あると便利な対策グッズを紹介します。ぜひ参考にしてください。
もくじ
雨漏り対策は自分でもできるの?
雨漏り対策は自分でもできます。むしろ雨漏りした際に応急処置しないと二次被害につながるため、事前にしっかり対策するべきです。
この章では、雨漏りが発生しやすい場所と雨漏りによって起こりやすい二次被害を紹介します。雨漏り対策の参考にしてください。
雨漏りが発生しやすい場所
戸建て住宅で特に雨漏りが発生しやすい場所は、以下の4つがあげられます。
- 屋根
- 外壁
- 窓・サッシまわり
- ベランダ
雨漏りと聞くと「天井やサッシから雨水がポタポタと落ちてくる」といったイメージを持つ人が多いかと思います。
しかし、建物内部では雨漏りしているが室内には影響が出ていない「見えないタイプの雨漏り」も珍しくありません。
雨漏りは、建物内部に雨水が侵入することで起こる現象です。
経年劣化によって屋根や外壁の防水機能が失われて雨水が内部に浸み込む、建物の破損個所から雨水が入り込む。
すると建物内部に水分が溜まり、やがて室内へと伝わってくるのです。
雨漏りの原因について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてお読みください。
雨漏りの原因は?発生しやすい5つの箇所と調査・補修の依頼先を解説
雨漏りによって起こりやすい二次被害
雨漏りによって起こりやすい二次被害は、以下のような現象・症状があげられます。
- 天井から落ちてきた雨水によって床や家具、電化製品などが濡れる
- 天井や壁、クロスにシミができる
- 室内に湿気が広がりカビが発生し、人体に影響をおよぼす
- ゴキブリなどの高温多湿を好む害虫が発生する
- 建物内部にシロアリが発生し、柱や梁(はり)などを食い荒らされる
- 建物の資産価値が低くなる
- 建物の寿命が短くなる
- 漏電や火災の恐れがある
雨漏りの程度にもよりますが、二次被害を防ぐためには事前の対策が大切だと覚えておきましょう。
雨漏り対策にあると便利なグッズは?
この章では、雨漏り対策にあると便利なグッズを8つ紹介します。
どのグッズもホームセンターやネットショップなどで手軽に購入できるため、いざという時のための参考にしてください。
グッズ |
用途 |
バケツ |
天井から落ちてくる水を受け止めて床が濡れるのを防ぐ |
雑巾 |
雨水を吸い取って広がりを防ぐ バケツの中に入れて水はねを抑える |
ブルーシート |
屋根や外壁を養生して雨水の侵入を抑える 室内の床を保護する |
吸水シート |
雑巾よりも吸収力が高く、1枚で約10リットルの水を吸収 使用方法は雑巾と同じ |
防水テープ |
屋根や外壁のひび割れや穴開きを塞いで雨水の侵入を抑える |
コーキング材 |
外壁、サッシ、ベランダなどの隙間を埋めて雨水の侵入を抑える |
防水(補修)スプレー |
ベランダの床面をコーティングして雨水の侵入を抑える |
土嚢(どのう)袋 |
ブルーシートが飛ばされないように重しとして使用 |
雨漏りに気づいたらすぐ対策!応急処置の方法を場所別に紹介
雨漏りが発生した際は被害を少しでも減らすために、すぐに対策をすることが大切です。そこでこの章では、雨漏りしている場所別に応急処置の方法を紹介します。
- 天井からの雨漏り
- 窓やサッシまわりからの雨漏り
- 屋根からの雨漏り
雨漏りに気づいたらすぐ対策できるよう、この機会にぜひ覚えておきましょう。
1.室内|天井からの雨漏り
天井から雨漏りしている場合は、まずバケツで水を受け止めて床が濡れないようにしましょう。バケツの中に雑巾やタオルをいれておくと、落ちてきた雨水がはねにくくなります。
さらに、バケツのまわりに雑巾や吸水シート、ブルーシートなどを敷いておけば、雨水が跳ね返ってしまっても安心です。
雨水が床に広がることで床の腐食はもちろん、家具・家電の故障にもつながります。二次被害を防ぐためにも、しっかり応急処置をしましょう。
2.室内|窓やサッシまわりからの雨漏り
窓やサッシまわりから雨漏りしている場合は、まず雑巾やタオル、吸水シートを使って雨水を吸い取りましょう。
さらに、雨水が垂れて床が濡れないように、窓枠の下にビニールシートを敷きます。ビニールシートがない場合は、ゴミ袋でも代用可能です。
また、カーテンは濡れ続けるとカビが発生するため、早めに取り外してください。
3.屋外|屋根からの雨漏り
屋根から雨漏りしている場合も、自分で応急処置をすることは可能です。
ただし、高所作業は非常に危険な上、間違った方法で応急処置をすると症状が悪化する恐れもあるため、なるべく業者に任せることをおすすめします。
どうしても自分で応急処置をしなくてはいけない状況ならば、以下の点に注意して作業してください。
- 2人以上で作業すること
- 雨が降っておらず、かつ屋根が濡れていないこと
- 風が強く吹いていないこと
- 屋根の端を歩かないこと
上記に注意した上で、屋根からの雨漏りに対処してください。応急処置の仕方は以下のとおりです。
雨漏りしている箇所が特定できない場合は、広範囲にブルーシートを被せ、土嚢(どのう)袋で上からおさえます。
雨漏りしている箇所が特定できるのであれば、防水テープやコーキング材で隙間を塞ぎましょう。
自分で雨漏り対策できても放置はNG!業者に修理してもらおう
ここまで雨漏り対策や応急処置の方法について紹介しましたが、最後にもう1つだけ大切なことをお伝えします。
それは、自分でおこなった雨漏り対策はあくまで「応急処置」にすぎないということです。
そもそも雨漏りの原因を正確に突き止めることは非常に困難なこと。素人が簡単に判断できるものではありません。
いくら応急処置をしたとはいえ、雨漏りの原因をきちんと突き止めた上で適切な修理をしなければいずれ再発します。
そのため、自分で雨漏りの応急処置をした後はそのまま放置せず、必ず専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
雨漏り点検・修理を安心して任せられる専門業者に依頼するには、以下4つのポイントをおさえて探すことをおすすめします。
- 自宅からなるべく近い業者
- 雨漏り診断士の資格を保有している
- 雨漏り修理の実績が豊富
- 調査や説明を丁寧にしてくれる
雨漏り被害を最小限に留めるには、迅速な対処が欠かせません。いざという時にすぐに駆けつけてもらえるよう、雨漏り修理の知識や実績が豊富かつ自宅から近い業者に依頼してくださいね。
雨漏り補修なら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
深刻な住宅トラブルの一つと言っても過言ではない「雨漏り」。雨漏りが起こることによって住宅にあたえる影響は、決して小さなものではありません。
天井や床が濡れてカビが生えたり、家具や家電の破損につながったりと、室内で起こる被害も多いですが、柱や梁(はり)の腐食、シロアリの発生といった建物内部で起こる被害も懸念する必要があります。
場合によっては建物の寿命が短くなる恐れもあるため、定期的に屋根や外壁を点検するよう心がけましょう。
弊社ルーフカベドクターは、川越市にある地域密着型の外壁・屋根塗装専門店です。雨漏り補修を含め、施工実績は7,000件以上。長年にわたり、川越市エリアを中心に多くの工事を手掛けてきました。
雨漏り診断のプロによる無料雨漏り診断も実施しておりますので、雨漏り調査・補修を希望される場合はお気軽にお問い合わせください。