外壁張り替えの費用相場は?工事内容や期間、おすすめ外壁材6種類も紹介
2022.07.30 (Sat) 更新
外壁の劣化を放置していると、建物の外観を損なうだけではなく寿命が縮まる可能性があるというのはご存知でしょうか?
もっとも外壁の張り替え工事は頻繁に行うものではないため、費用相場がどれくらいなのかわからないという方も多いです。
そこで今回は、外壁張り替え工事に関する基本的な点を中心に、費用相場や工事を行うメリット・デメリットについて解説します。
また張り替え工事を行うべき適切なタイミングや、複数ある工事の中からどれを選べば良いのかについても解説するので、外壁の劣化が気になっているという人や外壁工事を検討している人は参考にしてくださいね!
もくじ
外壁張り替えとは?工事内容・期間を解説
外壁張り替えとは、一般的な住宅の外壁に使われている材料と内側の下地を取り外して、新しいものに交換する工事のことです。
外壁工事の中でも1番大掛かりで費用も高いですが、傷んだ外壁を取り替えることによって様々なメリットがあります。
外壁張り替え以外にも、従来の外壁をそのまま利用して新しい外壁材を取り付ける「カバー工法」や、表面部分を修繕して塗装を塗り替える「塗装工事」、傷んだ外壁だけを取り替える「部分補修」などの工事もあります。
それぞれの工事の具体的な内容と必要な期間は、以下のとおりです。
【工事内容と期間】
工事の種類 |
工事の内容 |
工事期間 |
外壁張り替え |
・住宅に使われている外壁材と下地部分を取り外して新しいものを張り直す |
・10〜14日 |
カバー工法 |
・現在の外壁はそのままで新しい土台と外壁材を上から張る |
・7〜14日 |
外壁塗装 |
・外壁の表面部分を修繕した後に塗装を行う |
・7〜14日 |
部分補修 |
・外壁の傷んだ部分だけを取り替える |
・7〜14日 |
外壁張り替え工事を行うメリット・デメリット
外壁張り替え工事はどのようなメリット・デメリットがあるのか、それぞれ詳しく解説していきます。
外壁張り替え工事を行うメリット
外壁張り替え工事を行うメリットは、次のとおりです。
- 住宅の外観を維持できる
- 断熱や防水効果を期待できる
- 住宅の寿命を長引かせることにつながる
- 長期的な目で見るとコスト削減になる
外壁張り替え工事を行うことで、住宅の劣化した断熱性や防水性を改善できます。
特に防水性能の劣化は、建物内部に雨水などが浸水してしまうことで、カビの発生や柱部分の腐食の原因です。
張り替え工事を行うことにより、カビの発生や柱部分の腐食を防ぐことで、住宅そのものの寿命を長引かせることにも繋がります。
外壁張り替え工事を行うデメリット
外壁張り替え工事を行うデメリットは、次のとおりです。
- 初期コストが必要
- 外壁塗装やカバー工法と比較すると時間がかかる
- 技術力がない業者だと工事に失敗する可能性がある
外壁張り替え工事は、外壁を新調しなければならないため初期コストが必要です。また外壁塗装屋カバー工法など他の工事と比較すると、工事に時間がかかります。
外壁そのものを張り替える作業を行わなければならないため、技術力がない業者では工事に失敗する可能性がある点も注意が必要です。
外壁張り替えの費用相場・寿命は?外壁材の種類ごとに解説
外壁張り替え工事を行う場合、気になるのが費用相場と寿命がどれくらいであるかという点です。
もっとも費用や寿命は外壁に使われる「外壁材」の種類ごとに異なるため、それぞれどれくらいなのか詳しく解説していきます。 なお費用相場はあくまでも目安であり、住宅の大きさや外壁の状態によって上下するため注意してください。
1.窯業系サイディング
窯業系サイディングとは、セメントに繊維質を混ぜて板状に形成した外壁材のことです。
デザイン性はもちろんのこと断熱や防水など機能性にも優れており、日本の住宅でもっとも使われている外壁材の種類の1つといえます。
また色やデザイン性などバリエーションにも優れているため、機能性だけではなく外観も重視したい人におすすめの外壁材です。
窯業系サイディングの費用相場と寿命は以下のとおりです。
窯業系サイディング |
|
費用相場 |
160〜230万円 |
寿命 |
20~30年 |
2.金属系サイディング
金属系サイディングとは、アルミニウムやガルバリウム銅板など金属板を加工することで作られた外壁材のことです。
他の外壁材と比較しても非常に軽い素材となっており、窯業系サイディングと比べても約4分の1から8分の1程度の重さしかありません。
金属であるため断熱性や耐震性に優れていますが、デザイン性や費用という面では窯業系サイディングに軍配が上がります。
金属系サイディング |
|
費用相場 |
150〜220万円 |
寿命 |
20~30年 |
3.木質系サイディング
木質系サイディングとは、木材を素材に使用した外壁材のことです。
他の素材と比較すると耐震性に優れており、木材特有の温もりを感じられる点で優れている外壁材となります。
ただし金属などと比較すると、腐食や変色が起きやすかったり、火に弱かったりなど、人によっては気になるデメリットがあるのも木質系サイディングの特徴です。
木質系サイディング |
|
費用相場 |
170〜240万円 |
寿命 |
15~25年 |
4.樹脂系サイディング
樹脂系サイディングとは、塩化ビニール樹脂を素材に使用した外壁材のことです。
主流である窯業系サイディングと比較すると、耐久性や耐用年数といった点で優れているのが樹脂系サイディングの特徴になります。
ただし、素材に使われている塩化ビニール樹脂は腐食やひび割れなどが起きやすく、まだあまり日本では普及していないこともありデザイン性やコスト面で難があると言えるでしょう。
樹脂系サイディング |
|
費用相場 |
190〜250万円 |
寿命 |
20~30年 |
5.ALC
ALCとは、コンクリートの内部に気泡を入れた外壁材のことです。
重みのあるコンクリートに空気を入れることで軽くなり、60年以上の耐用年数があると言われています。
一方で他の外壁材と比較すると、外壁内部に気泡があるため防水性能が低かったり、デザイン性に期待できなかったりなど、いくつかデメリットがあるのもALCの特徴です。
ALC |
|
費用相場 |
150〜250万円 |
寿命 |
60年 |
6.タイル
タイルとは、 粘土を1,000℃以上の高温で焼いた板状の外壁材のことです。
タイルを外壁に使用した場合、ガラスのような光沢のある仕上がりとなるため、住宅の外観を重視している方には最適の外壁材になります。
一方で、タイルは1度高温で焼かなければならないため、他の外壁材と比較すると費用がお高めです。
タイル |
|
費用相場 |
180〜260万円 |
寿命 |
20~30年 |
外壁張り替えの目安となるタイミングは?
外壁の張り替えは頻繁に行う工事ではないため、いつ行なえば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、外壁張り替えの目安となるタイミングについて解説します。
目安1.既存外壁の寿命(耐用年数)
既存外壁に使われている外壁材の寿命が訪れたら、すぐにでも張り替え工事を行うのがおすすめです。
デメリットのところでも言及したように、外壁の劣化を放置し続けていると、最悪住宅そのものの寿命が短くなりかねません。
一般的な外壁材の寿命は「20〜30年」です。以前の工事から時間が経っていたり、新築から工事をしていなかったりする場合は、ある程度時間が経ったら専門業者に依頼して外壁の状態をチェックしてもらいましょう。
目安2.既存外壁の劣化具合
既存外壁が寿命を迎えていなかったとしても、劣化が著しい場合は外壁張り替え工事を行うタイミングといえます。
【主な外壁の劣化症状】
- 外壁のヒビ・欠け
- 外壁が反り返っている
- 外壁の一部分が浮き上がっている
- 外壁の一部分が凹んでしまっている
- サビやカビなどが発生している
こういった症状が起きている場合、外壁材が著しく劣化している可能性が高いです。外壁に使われている外壁材の寿命を迎えていなかったとしても、天候や自然災害の影響によって劣化が進んでしまうケースもあります
内部の腐食などが進んで住宅そのものにダメージが及ぶ前に、外壁張り替え工事を行いましょう。
外壁張り替えと他の工事で迷った場合の選び方・目安
外壁工事には、外壁の張り替えの他にも外壁塗装やカバー工法など他の工事があるためどれを選べばよいのかわからないという方も多いです。
そこで外壁張り替えと他の工事で迷っている場合、どのように選べば良いのか選び方や目安について以下にまとめました。
症状の目安 |
外壁の状態 |
必要な外壁工事の種類 |
外壁の一部分が反り返っている・浮き上がっている |
外壁の機能が失われているため一刻も早く張替え工事が必要 |
外壁張り替え |
ひび割れ |
大きなヒビがある場合は雨水が浸入しやすくなるため張替えもしくは部分補修が必要 |
外壁張り替え 部分補修 |
外壁材の剥がれ |
外壁の劣化が進んでいるため症状によっては張り替えもしくは部分補修が必要 |
外壁張替え カバー工法 部分補修 |
外壁の破損 |
外壁が破損していることで防水機能や断熱機能が著しく落ちている状態 状態によっては張り替えや部分補修が必要 |
外壁張り替え カバー工法 部分補修 |
色あせ |
塗料の機能が落ちているため外壁塗装が必要 |
外壁塗装 |
チョーキング |
外壁を触ると白い粉が付着状態であり、機能が落ちているため塗装が必要 |
外壁塗装 |
コーキングのひび割れ |
サイディングのつなぎ目であるコーキングが劣化しているため、状態によっては張り替えもしくは部分補修が必要 |
外壁張り替え 部分補修 |
カビやこけ |
建物内部に腐食が進む可能性があるため、外壁塗装が必要 |
外壁塗装 |
外壁張り替えなら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
外壁の劣化を放置し続けていると、住宅そのものの寿命が短くなってしまう可能性もあります。
大事なお家を長く安心して利用するためには、外壁の張り替えなどメンテナンスは定期的に必要です。
ルーフカベドクターは、埼玉県川越市を中心に外壁塗装や屋根塗装を行っている専門業者として45年を迎えました。
これまで手掛けてきた工事は7,000件を超えており、技術力の高い職人が心を込めて外壁の張り替え工事を行なっております。
またどこよりもお得な価格で工事を提供しているため、できるだけ工事にかかる費用を抑えたいという人はぜひ1度ルーフカベドクターまでお気軽にお問い合わせください。