台風による屋根被害に火災保険は適用される?申請手順を詳しく解説
2022.08.29 (Mon) 更新
屋根の修理を検討している方のなかには、火災保険を利用したいという人も多いでしょう。台風による被害であれば火災保険が使えますが、条件を満たしていなければ補償を受けられないこともあります。
そこで本記事では、火災保険について下記のポイントをわかりやすくまとめました。
- 台風による屋根被害に火災保険が適用される条件
- 火災保険が適用されないケース
- 火災保険を申請する際に必要なもの
- 火災保険の申請手順
台風による屋根被害でお困りの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
- 台風による屋根被害に火災保険は適用される
- 火災保険が適用されるケース
- 補償を受けるための条件
- 台風による屋根被害に火災保険が適用されない3つのケース
- 1.契約に風災補償が含まれていない場合
- 2.経年劣化だと判断された場合
- 3.損害が免責金額以下の場合
- 台風による屋根被害で火災保険を申請する時に必要なものは?
- 台風による屋根被害での火災保険申請手順
- 保険会社に連絡する
- 屋根工事業者に連絡し見積もりを依頼する
- 保険会社から送付された必要書類を提出する
- 保険会社から保険申請の承認が下りる
- 屋根工事業者と打ち合わせ・工事日時を決定する
- 台風による屋根被害でスムーズに保険金を受け取る3つのポイント
- 1.保険の補償内容を把握しておく
- 2.被害がわかったらすぐに保険会社に連絡をする
- 3.申請は自分で行う
- 台風による被害で屋根修理を行う場合の業者選びのポイント
- 複数の業者から相見積もりをとる
- 専門性の高い業者かどうか
- 悪質な営業をしてくる業者に注意
- 台風被害の屋根修理なら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
台風による屋根被害に火災保険は適用される
台風による屋根被害の場合、火災保険が適用される可能性があります。まずは火災保険が適用される具体的なケースと補償を受けるための条件をおさえておきましょう。
火災保険が適用されるケース
火災保険の補償対象は、火災による被害だけではありません。落雷や風災、雪災などの自然災害も補償の対象になります。
台風被害の場合、下記のようなケースで火災保険が適用されます。
- 台風で屋根が壊れ、雨漏りが発生した
- 強風で屋根瓦が飛んでしまった
- 台風による強風で屋根の棟板金が剥がれた
- 台風による強風で石が飛んできて屋根が壊れた
補償を受けるための条件
ただし、補償を受けるためには、下記2つの条件をクリアしている必要があります。
- 被害が発生してから3年以内であること
- 被害額が免責金額以上であること
火災保険の請求期限は、3年以内と保険法によって定められています。台風による被害を受けたら、すみやかに保険会社に連絡しましょう。時間が経ってしまうと正確な被害状況が伝えられず、受け取れる保険金が少なくなることがあります。
また、被害額が免責金額以上であることも必須条件です。免責金額を5万円に設定していた場合、被害額が5万円以上であれば保険金が受け取れます。
台風による屋根被害に火災保険が適用されない3つのケース
台風による被害でも火災保険が適用されないこともあります。下記のケースに当てはまっていないかをチェックしてみてください。
1.契約に風災補償が含まれていない場合
そもそも契約内容に風災補償が含まれていない場合は、火災保険は適用されません。保険証券で契約内容を確認しておきましょう。
2.経年劣化だと判断された場合
火災保険の補償対象となるのは、台風などの自然災害です。そのため経年劣化と判断された場合は、火災保険の対象外となります。また、故意に破損させた場合も保険金は受け取れません。
3.損害が免責金額以下の場合
損害が免責金額を下回る場合も火災保険は適用されません。なお、火災保険の免責金額には「フランチャイズ方式」と「免責方式」の2種類があります。
フランチャイズ方式:損害額が一定基準を超えたら、その損害額が補償される
免責方式:損害額が一定基準を超えたら、損害額から免責金額を差し引いた額が補償される
免責方式によって受け取れる額が変わるので、加入している火災保険の内容をチェックしましょう。
台風による屋根被害で火災保険を申請する時に必要なものは?
火災保険は以下4点の書類があれば申請が可能です。「修理見積書」と「被害状況のわかる写真」は、屋根工事業者が用意します。
- 保険金請求書
- 事故状況説明書
- 修理見積書
- 被害状況のわかる写真
台風による屋根被害での火災保険申請手順
台風で屋根に被害が出た場合、どのような流れで火災保険を申請すればよいのでしょうか?ここからは、申請手順を説明します。
保険会社に連絡する
台風による被害を確認したら、まずは保険会社に連絡しましょう。氏名、保険証番号、被害の状況などを伝えます。手元に保険証券を用意しておくと、その後の流れがスムーズです。
屋根工事業者に連絡し見積もりを依頼する
屋根工事業者に連絡を取り、見積もりを依頼します。
保険会社から送付された必要書類を提出する
保険会社の案内に従って必要書類を記入し、提出します。保険金請求書や屋根工事業者からの見積書、被害状況が分かる写真の同封が必要です。
保険会社から保険申請の承認が下りる
保険会社によって被害状況の調査が行われ、調査結果と提出書類をもとに支払われる保険金額が決まります。
屋根工事業者と打ち合わせ・工事日時を決定する
保険申請の承認が下りたら、屋根工事業者と具体的な工事日程を決定しましょう。
台風による屋根被害でスムーズに保険金を受け取る3つのポイント
保険金はできるだけ早く受け取りたいもの。スムーズに保険金を受け取るポイントを3つ紹介します。
1.保険の補償内容を把握しておく
契約内容を正しく把握しておかないと、いざというときに保険を正しく使えません。一般的に、火災保険の対象は「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財」の3パターンにわかれています。自分が加入している保険は、どこまでを補償してくれるのかをチェックしておきましょう。
2.被害がわかったらすぐに保険会社に連絡をする
台風による被害がわかった時点で保険会社に連絡しましょう。自然災害の際は、保険会社に連絡が集中するため、保険請求の資料を入手するのにも時間がかかってしまうことがあります。屋根工事業者に連絡するより前に、まずは保険会社に連絡することをおすすめします。
3.申請は自分で行う
保険の申請は必ず自分で行ってください。申請を代行してくれる業者も増えていますが、悪徳業者も多いので注意が必要です。破損箇所を捏造されたり、成功報酬として法外な手数料を取られたりといった被害を受けた人も少なくありません。トラブルを避けるためにも、保険の申請は契約者本人が行いましょう。
台風による被害で屋根修理を行う場合の業者選びのポイント
後悔なく屋根修理をするには、優良業者を見極めることが大切です。ここからは業者選びのポイントを3つ紹介します。
複数の業者から相見積もりをとる
1社だけで決めることはせず、複数の業者から相見積もりを取るのがおすすめです。相見積もりをとることで、対応の良し悪しや価格の妥当性を比較できるため、納得のいく業者選びができます。見積書の内容はしっかり確認し、気になることや不安なことがあれば必ず質問しましょう。
専門性の高い業者かどうか
内装から屋根までなんでも対応できると謳う業者よりも、屋根に特化している業者のほうが、知識や経験が豊富で、質のよい工事をしてくれる可能性が高いです。屋根修理を依頼する場合は、施工実績の多い専門業者に依頼しましょう。
悪質な営業をしてくる業者に注意
いきなりの訪問で「火災保険を使えば必ず無料で修理できる」と営業をしてくる業者にも注意が必要です。火災保険が使えるかを判断するのは保険会社であって、屋根業者ではありません。甘い言葉には騙されないようにしましょう。
また、申込時にキャンセル料の説明がなく、保険金が下りる前の支払いを要求してくる場合も要注意。飛び込み訪問が来た際は、その場で契約せず、あとからその会社を調べるようにしましょう。
台風被害の屋根修理なら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
台風被害による屋根の修理には、火災保険が使える可能性があります。火災保険をスムーズに受け取るためには、被害がわかった時点で保険会社に連絡することが大切です。
ルーフカベドクターでは埼玉県川越市を中心に、屋根工事の専門業者としてさまざまな工事をしてきた実績があります。
過去7,000件を超える工事の経験と知識をもとに、専門の職人が屋根修理工事を行います。定期的なメンテナンスや補修作業も行なっており、アフターフォローも万全です。
- 台風被害で屋根が破損して困っている
- 信頼できる業者に工事を依頼したい
- どの業者に屋根修理をお願いすればよいのかわからない
このようにお考えの方は、ぜひ1度ルーフカベドクターへお問い合わせください。