外壁塗装後のピンホール(気泡)とは?原因と対処法を詳しく解説
2022.09.27 (Tue) 更新
外壁塗装後、表面にポツポツとした穴が発生することがあります。これはピンホールと呼ばれ、複数発生している場合は専門業者による補修が必要です。
そこで、本記事では下記のポイントを中心に、ピンホールの原因や対処法を解説していきます。
- 外壁塗装後に起こりやすいピンホールとは
- ピンホールを放置すると起こる劣化症状
- ピンホールができる原因
- ピンホールを見つけたときの対処法
外壁塗装後にピンホールを見つけてしまった方や、対処法を知りたい方はぜひ参考にしてください。
もくじ
外壁塗装後に起こりやすいピンホールとは
ピンホールとは、外壁塗装後に現れるポツポツとした小さな穴のことを指します。ピンホールが起こるタイミングは、外壁塗装後1週間~10日後ほど。1つ2つ程度なら問題ありませんが、たくさんある場合は施工不良の可能性が高いです。
たくさんのピンホールが発生していると、耐久性や防水性にもかかわってくるため、早急に専門業者に見てもらうことをおすすめします。
外壁塗装後のピンホールを放置すると起こる劣化症状
ピンホールが発生している外壁は、耐久性や防水性が著しく低下し、剥がれや膨れなどのトラブルが発生するリスクがあります。そのまま放置して劣化が進むと、ピンホールから内部に雨水が侵入し、柱や断熱材などを伝って建物内部を傷めてしまうおそれも。
ピンホールは見た目に悪いだけでなく、放置すると建物の寿命を縮めてしまうことにもつながります。一見小さな穴ですが、ピンホールを見つけた場合は放置せず、専門業者に相談しましょう。
外壁塗装後にピンホールができる7つの原因
ピンホールが発生する原因は、大きく分けて7つあります。そのほとんどが施工中の不備によるものです。
- 外壁表面に汚れが残っていた
- 下地処理が不十分だった
- 塗料の希釈に問題があった
- 塗料を厚く重ねすぎた
- 塗料の乾燥時間が足りなかった
- 気温が適切でなかった
- 職人の技術が不足していた
それぞれ詳しく解説します。
1.外壁表面に汚れが残っていた
塗装面にゴミやホコリなど汚れが残っていると、空気がたまりやすい「巣穴」ができやすく、ピンホールの原因になります。高圧洗浄や下地処理など、塗装の前段階できれいな状態にしておくことが重要です。
2.下地処理が不十分だった
外壁塗装をする際は、外壁の状態にあわせて適切な下地処理を行う必要があります。下地処理が正しく行われていないと、塗料の密着が悪くなり、ピンホールだけでなく剥がれや膨れなどのトラブルにつながります。
技術不足などを理由に下地処理を十分に行わない悪質な業者もいるため、信頼できる業者を見極めることが大切です。
3.塗料の希釈に問題があった
外壁塗装に使用する塗料は、水やシンナーで薄めて使うのが一般的です。希釈率に問題があると、塗料は本来の役割を発揮できなくなります。
塗料ごとに適切な希釈の割合が定められていますが、気温や湿度などに応じて微調整も必要です。職人の経験や技術が重要になってくる作業といえます。
4.塗料を厚く重ねすぎた
塗料には適正な塗布量があり、厚く重ねすぎてもいけません。塗膜が厚すぎると、内部までしっかり乾燥できず、ピンホールが発生しやすくなります。
塗布量は少なすぎても多すぎても、十分な効果を発揮できなくなります。メーカーが定めた塗布量をきちんと守ることが大切です。
5.塗料の乾燥時間が足りなかった
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りと3回に分けて塗料を塗ります。次の工程に移る際は、乾燥時間を十分に確保する必要があります。
十分に乾燥していない場合、塗料が硬化不良を起こし、ピンホール発生の原因になります。乾燥時間は塗料の種類によっても変わりますが、一般的には4時間ほど必要です。
6.気温が適切でなかった
外壁塗装には適した温度があります。気温が高すぎると乾燥ムラができやすく、低すぎる場合は塗料が乾燥しにくくなり、ピンホールが発生しやすくなります。
暑すぎる場合や寒すぎる場合は、施工の時間帯を十分考慮する必要があります。
7.職人の技術が不足していた
塗装道具や塗装方法が正しくない場合も、ピンホールが発生する原因のひとつです。塗装の際に使うローラーやスプレーは、塗料の粘度に合ったものを選ばなければなりません。
道具の扱いに慣れていない職人が塗ると、塗料が泡立ってしまったり、塗装面に余計な気泡が入ったりするため、ピンホールが発生しやすくなります。
外壁塗装後にピンホールを見つけたときの対処法
外壁塗装後、実際にピンホールを見つけたらどのように対処すればよいのでしょうか?
ここからは、具体的な対処法を2つお伝えします。
1.施工した業者に問い合わせる
2.保証書の内容を確認する
1.施工した業者に問い合わせる
まずは施工した業者にピンホールの発生を連絡してください。業者の施工に問題があった場合は、補修や塗り直しなど適切な対応をしてもらえるはずです。
表面を研磨する程度で済む場合もあれば、補修して再度塗り直す工事になることもあるので、どのような対応になるかをしっかり確認しましょう。
2.保証書の内容を確認する
施工業者によって保証の内容はさまざまですが、一般的に施工から5~10年ほどは保証がついていることが多いです。保証の対象内であれば、追加費用がかからず修正をしてもらえます。一度、お手持ちの保証書で保証内容を確認してみましょう。
工事の保証書を紛失してしまった場合は、その旨を施工業者に連絡してください。施工業者内のシステムで確認できる場合があります。
外壁塗装後のピンホールは自分で直せる?
ピンホールを発見したからといって、自分で塗り直すのはおすすめしません。自分で補修をしてしまうと、施工業者の保証が受けられなくなる可能性があるからです。
またピンホールの穴にすでに水分が入っている場合は、補修をすることで水分が閉じ込められてしまい、剥がれや膨れなどそのほかのトラブルを招いてしまうおそれがあります。
保証を受けられる場合は、施工した業者に塗り直してもらうのが一番です。
しかし、「また失敗されたらどうしよう」「技術的に不安がある」と、施工した業者にやり直しを依頼するのが不安な人は、ほかの専門業者へ依頼することも検討してみましょう。
外壁塗装後のピンホールにお困りなら川越市のルーフカベドクターにお任せ!
ピンホールの原因は「下地処理が不十分だった」「塗料の希釈に問題があった」など、作業者の技術不足がほとんどです。
ピンホールを見つけた場合は、まず施工した業者に連絡してください。小さい穴だからといって、自分で補修をするのはNG。施工業者の保証が受けられなくなるおそれがあります。
保証が受けられるのであれば、施工した業者に塗り直してもらうのが一番ですが、同じ業者に依頼するのが不安な場合は、他の業者にも相談してみましょう。
ルーフカベドクターは、埼玉県川越市を中心とした外壁塗装の専門業者です。ピンホールの修正工事を含め、これまでの施工実績は7,000件を超えております。
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