雨どい修理の費用相場はいくら?火災保険が使えるケースについても解説
2023.01.23 (Mon) 更新
建物を雨から守る役割を担っている雨どい。住まいの寿命にも影響してくるため、割れや歪みを見つけたら早めの対処が大切です。とはいえ「修理費用はどのくらいかかるの?」と気になる方もいるでしょう。
そこで本記事では、雨どい修理について下記を中心に解説しています。
- 雨どいが壊れる5つの原因
- DIYでの雨どい修理をおすすめしない理由
- 雨どいの修理にかかる費用相場
- 雨どい修理で火災保険が使えるケース
雨どい修理で失敗しないコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
雨どいとは
雨どいとは、屋根に降った雨水を集めて効率よく建物外に排出する設備です。
雨水から建物を守って劣化を防ぐという重要な役割があり、雨どいが設置されていないと下記のようなトラブルが起こる原因になります。
- 雨水が直接外壁に流れて劣化しやすくなる
- 地面に雨水が溜まって建物の基礎にダメージが及ぶ
- 隣家に雨水が流れてご近所トラブルの元になる
雨どいの耐用年数は約20年です。目に見えた劣化がなくても、留め具がゆるんでいたり見えない部分にひび割れが生じていたりする可能性があるので、築20年を超えていたら一度点検を受けることをおすすめします。
雨どいが壊れる5つの原因
雨どいが壊れる主な原因は以下の5つです。
- 経年劣化
- 施工不良
- ゴミや落ち葉の詰まり
- 積雪
- 強風による飛来物
それぞれを詳しく解説します。
1.経年劣化
雨どいは、外壁や屋根と同じように雨水や紫外線などの影響をうけて時間とともに劣化していきます。
経年劣化の主な症状は、ひび割れや歪み、固定している釘のゆるみ、継手のズレ、コケ・カビの発生などです。いずれの症状も雨どいの排水機能が低下する原因になります。
2.施工不良
施工不良により正しく設置されていない場合も、雨どいが壊れる原因の一つです。
雨どいには傾斜がつけられていますが、適切な傾斜でないとうまく雨水を排出できません。誤った位置で設置すると雨水が流れていかなかったり、勢いがつきすぎたりするため、破損しやすくなります。
3.ゴミや落ち葉の詰まり
落ち葉や瓦の欠け、泥・コケなどが雨どいに詰まると、水圧により雨どいが壊れてしまうことがあります。雨どいの詰まりは室内への雨漏りの原因にもなるため、定期的な清掃を心がけましょう。
4.積雪
積雪も雨どいが破損する原因の一つです。雪の重みに耐えられなくなると、雨どいの歪みやひび割れが生じます。
劣化が進んでいる部分が破損しやすくなるため、積雪の多い地域では冬前に留め具がゆるんでいないか、継手がズレていないかなど、点検しておくとよいでしょう。屋根に雪止めを施工しておくのもおすすめです。
5.強風による飛来物
強風による飛来物で雨どいが破損するケースも考えられます。経年劣化が進むほど少しの衝撃でも壊れやすくなります。
DIYでの雨どい修理をおすすめしない理由
屋根や外壁に比べると雨どい修理は一見簡単そうに感じられるため、自分で直したいと考える方もいるかもしれません。
手が届く範囲でゴミを取り除く程度なら問題ありませんが、DIYでの雨どい修理は基本的におすすめしません。
効率よく雨水を排出するため、雨どいには傾斜がつけられています。水の流れを計算しながら適切な位置に施工するには技術が必須です。知識のない方が修理をすると、施工不良を起こしてかえって建物へのダメージを大きくしてしまいかねません。
雨どい設置には微細な調整が求められるため、自己判断で修理はせず、専門業者に依頼しましょう。
雨どいの修理にかかる費用相場
雨どい修理の方法には「清掃」「部分交換・修理」「塗装」「全交換」の4つの選択肢があります。それぞれの費用相場をまとめました。
費用相場 |
|
清掃 |
1~3万円 |
部分交換・修理 |
5,000~2万円/1箇所 (足場が必要な場合は別途10~20万円) |
塗装 |
5〜10万円 (足場が必要な場合は別途10~20万円) |
全交換 |
15~60万円 |
清掃
費用相場:1~3万円
雨どいに泥やこけ・落ち葉などが詰まっている場合は、掻き出してきれいにすることで対処します。清掃にかかる費用相場は、1~3万円ほどです。
部分交換・修理
費用相場:5,000~2万円/1箇所(足場が必要な場合は別途10~20万円)
数箇所の破損であれば、パーツや留め具の交換を行います。足場が必要な場合は、別途10~20万円ほどかかることもあります。
塗装
費用相場:5〜10万円(足場が必要な場合は別途10~20万円)
色あせや小さなキズが気になる場合は、塗装によるメンテナンスが向いています。塗り替えることで美観がよみがえり、小さなキズ程度であればカバーできます。
塗装の費用相場は、足場代を除くと5〜10万円ほど。足場代が1回分で済むため、外壁塗装と同時に行われるのが一般的です。
全交換
費用相場:15~60万円
築20年以上の場合や劣化がひどい場合は、全交換が適しています。雨どいの種類やグレード、家の大きさなどによって金額は異なりますが、費用相場は15~60万円ほどです。
雨どい修理で火災保険が使えるケース
火災保険は台風や雷、雪などの自然災害による損害でも、保険が適用される可能性があります。
たとえば、こんなケースでは修理費用に火災保険が使えます。
- 台風による強風で雨どいが歪んだ
- 雪の重みによって雨どいの支持金具が外れてしまった
- 強風による飛来物によって雨どいが割れた
経年劣化は対象外ですが、場合によっては木枯らしや春一番による損害でも認められることも。契約内容によって適用条件が異なるため、保険会社に確認してみることをおすすめします。
雨どい修理で失敗しないコツ
雨どい修理で失敗しないためには、以下の3点に気をつけましょう。
- 相見積もりをする
- 実績豊富な地元業者に依頼する
- 自社施工ができる業者を選ぶ
相見積もりをする
1社だけの見積もりで済ませてしまうと価格の妥当性を判断できず、高い費用を払っても気づくことができません。
雨どいを修理する際は、3社を目安に見積もりをとるようにしましょう。複数の業者とやりとりをすることで知識も増えるため、失敗するリスクも低減できます。
実績豊富な地元業者に依頼する
雨どいは地域の気候に合わせて、素材やパーツを適切に選択することが大切です。そのため、その地域の気候に詳しい地元業者に依頼しましょう。
実績豊富な地元業者であれば、天候や日当たりを考慮して長持ちする素材を選んでもらえるはずです。ホームページなどから雨どい修理の実績を確認してみてください。
自社施工ができる業者を選ぶ
修理費用を抑えたい方は、自社施工できる業者を選びましょう。大手のハウスメーカーやリフォーム専門業者に依頼すると、中間マージンが発生するため、費用が高くなりやすいです。
一方、自社施工であれば下請けに依頼する必要がないため、大手に比べてコストを抑えられます。
雨どいの修理・交換ならルーフカベドクターにお任せ!
雨どいは、雨水を建物外に適切に排出する設備です。建物を雨水から守り劣化を防ぐ重要な役割を担っているので、破損を見つけたら早めに業者に相談しましょう。
雨どい修理は外壁塗装と同時に行うことが一般的なため、依頼先に迷ったら外壁塗装業者がおすすめです。
ルーフカベドクターは、川越市エリアを中心とした屋根・外壁塗装の専門業者です。
これまでの施工実績は7,000件を超えており、屋根・外壁塗装だけでなく雨どいの修理・交換の実績も豊富です。
- 雨どいが破損して困っている
- 雨どいが詰まっているので掃除をお願いしたい
- 実績豊富な専門業者を探している
このようにお考えの方は、ぜひ一度ルーフカベドクターへお問い合わせください。雨どいの掃除のみでも喜んでお受けいたします。