破風板の塗装は自分でできる?業者がおすすめの理由や費用相場も解説
2023.02.19 (Sun) 更新
破風板(はふいた)とは、屋根の側面に設置される板のことです。雨風から屋根を守る大事な役割があるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
しかし「そもそも破風板ってどこのこと?」「DIYで塗装できる?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで本記事では、破風板について下記のポイントを中心に解説しています。
- そもそも破風板とは?
- 破風板に塗装が必要な理由
- 破風板の点検・塗装時期はいつ?
- 破風板の塗装は自分でできる?
- 破風板の塗装にかかる費用相場
塗装するときの注意点も紹介しているので、破風板のメンテナンスをお考えの方はぜひ参考にしてください。
もくじ
そもそも破風板(はふいた)とは?
破風板とは、屋根の側面に取り付けられている板のことです。切妻(きりつま)屋根や片流れ屋根、招き屋根、差し掛け屋根などに存在します。
破風板には、以下のような役割があります。
- 横から吹き付ける雨が屋根裏や建物内部に吹き込むのを防ぐ
- 風を分散させ屋根の耐久性をあげる
- 火事の際は炎を遮り燃え広がりにくくする
屋根は上からの雨風には強いですが、横や下から吹き込む風には弱いという特徴があります。そのため、破風板を設置することで雨風が吹き込むのを防いでいるのです。
破風板は、住まいを守るためになくてはならない部材といえます。
破風板に塗装が必要な理由
破風板のメンテナンスは塗装が一般的です。しかし、なぜ破風板に塗装が必要なのかまで知っている方は少ないかもしれません。
ここからは、塗装が必要な理由を3つ紹介します。
破風板の劣化を防ぐため
破風板に塗装が必要な理由は、破風板自体の劣化を防ぐためです。塗装は美観をよくするだけでなく、防水性を維持して雨風や紫外線から家を守る役割があります。
破風板は、常に風雨にさらされるうえ、ほかの部分よりも負荷がかかるのでとくに劣化しやすい箇所です。破風板を長持ちさせるためには、定期的な塗装を行い、破風板自体の劣化を防ぐ必要があります。
ただし、劣化を放っておくと塗装では補修しきれない場合もあるため注意しましょう。全交換が必要になると費用も倍以上かかってしまうため、劣化が進む前のメンテナンスが大切です。
雨漏りを防ぐため
経年劣化よって破風板の防水性が低下すると、雨風が屋根裏や軒天(のきてん)に浸入しやすくなり、雨漏りの原因になることがあります。
雨漏りを防ぐためには、定期的に塗装をして破風板の防水性を高めることが必要です。
美観を維持するため
色あせや剥がれなどの劣化をそのままにしていると、建物全体の美観に悪影響を与えます。とくに破風板が見えやすい切妻屋根などでは、劣化が目立ちやすくなります。
塗装によって美観を回復させることも、塗装を行う理由のひとつです。
破風板の点検・塗装時期はいつ?
ここからは、破風板の点検・塗装時期の目安をお伝えします。
点検の目安は5年に1回
破風板の点検は、5年に1回が目安です。もし築5年以上経っていてまだ一度も点検したことがない場合は、業者に点検を依頼しましょう。多くの業者は無料点検を行っているので、ぜひ活用してください。
また破風板は雨風の影響を非常に受けやすいため、台風が来る前に点検を行うのがおすすめです。事前に対策をしておくことで、被害を最小限に抑えられますよ。
塗装は外壁と同じ時期に
塗装の時期は、外壁塗装同様10年に1回がおすすめです。
外壁塗装と一緒に塗装すれば足場代の費用を1回分にまとめられるため、維持費の削減につながります。破風板の塗装は外壁と同じタイミングで行いましょう。
破風板の塗装は自分でできる?
塗装費用を浮かせるために、破風板を自分で塗装するのはおすすめしません。
破風板にはさまざまな材質があり、それぞれに適した塗料が異なります。また下地処理や塗装にも専門知識と技術が必要です。一般の方が施工すると失敗する可能性が高く、かえって破風板を傷つけることにもなりかねません。
「施工後すぐに剥がれてきてしまった」などの不具合が発生すれば、修正費用も余計にかかってしまうことになります。
また高所作業となるため、転落のリスクも伴います。高所での作業は大変危険なため、自己判断で塗装するのは避けましょう。
安全かつ、きれいな仕上がりにするためにも、破風板の塗装は業者に依頼するのがおすすめです。
破風板の塗装にかかる費用相場
破風板塗装の費用相場は、800~1,400円/㎡ほどです。
破風板のみの塗装でも別途足場代がかかるため、屋根や外壁と同じタイミングで行うことをおすすめします。
破風板を塗装するときの注意点
破風板を塗装する際は、以下3点に気をつけましょう。
・破風板の素材に合った塗料を選ぶ
・色は屋根や外壁とのバランスを見る
・傷みが激しい場合は塗装できない可能性がある
それぞれを詳しく解説します。
破風板の素材に合った塗料を選ぶ
破風板の素材は、主に木材系・金属系・窯業系の3種類があります。
材質ごとに適した塗料は違うため、素材に合ったものを選ぶことが大切です。塗料選びに迷ったら、以下の表を参考にしてください。
破風板の素材 |
特徴 |
塗装の注意点・塗料の選び方 |
木材系 |
・定期的な塗装で長持ちする ・20年前は主流だったが、現在は減少傾向 |
・木材用を選ぶ ・密着性が高い浸透タイプを選ぶ |
金属系 |
・木製の破風にガルバリウム鋼板を被せる工法 ・防火性に優れる ・経年劣化に強い |
・金属専用の塗料を選ぶ ・下地はさび止め塗料を選ぶ |
窯業系 |
・耐久性、耐熱性に優れる ・塗装によって防水性や防汚性をプラスできる |
・吸水しやすいため、防水性の高いものを選ぶ |
色は屋根や外壁とのバランスを見る
破風板の色は、基本的に家を建てたときと同じ色を選ぶ方が多いです。
アクセントカラーを使って外観のイメージを変えたい場合は、屋根や外壁とのバランスを見て選ぶとよいでしょう。
また、雨樋と同じ色にするのもひとつの手。付帯と同じ系統のカラーにすることで、全体に統一感が出るのでおすすめです。
傷みが激しい場合は塗装できない可能性がある
ひび割れや欠け、変形など劣化がひどい場合は、塗装では補修しきれない可能性があります。
既存の破風板の上から新しい破風板を取り付けるカバー工法、もしくは新しいものに取り替える工事を検討しましょう。
破風板の塗装ならルーフカベドクターにお任せ!
破風板とは、屋根の側面に取り付けられている部材です。切妻屋根や流れ屋根などに設置されており、横から吹き付ける雨風から屋根を守る役割があります。
外壁同様、常に雨風にさらされているので、防水性を維持するためにも塗装によるメンテナンスが必要です。点検は5年に1回を目安に、塗装は10年に1回、屋根・外壁塗装と併せて行うとよいでしょう。
塗装ではカバーできないほど傷んでしまうと、交換が必要になり工事費用がかさむ可能性が高くなります。破風板を長持ちさせるためには、劣化が進む前のメンテナンスが大切です。
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