トタン塗装にかかる費用は?塗装時期や手順・DIYについても解説
2023.02.19 (Sun) 更新
軽量で建物への負担が少なく、耐震性の高さが魅力のトタン。しかし、メッキが剥がれるとサビが発生しやすいため、定期的な塗装が必要です。
とはいえ「自分で塗装をしてもいいの?」「費用はいくらぐらい?」と心配な方も多いでしょう。
そこで本記事では、トタンの塗装について下記を中心に解説しています。
- トタンの塗装時期
- トタンの塗装はDIYできる?
- トタンの塗装手順
- トタン塗装の費用相場
信頼できる塗装業者を見つけるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
トタンの塗装時期
トタン屋根の塗装時期は、年数もしくは劣化症状から判断できます。それぞれを簡単に説明します。
塗り替え時期の目安は5~10年に1回
トタンの塗装時期は、5〜10年に1回が目安です。
トタン屋根の場合、耐用年数は10〜20年ほどといわれていますがメッキが剥がれてサビが発生するとあっという間に広がってしまうため、定期的な塗装(=サビ止めのメンテナンス)が欠かせません。
腐食が進むと塗装では補修しきれなくなるため、早めの塗装が大切です。
劣化症状が見られたとき
また以下のような症状が見られた場合も、塗り替え時期の目安となります。
- 色あせ
- チョーキング現象
- 塗膜のひび割れ
- コケやカビの発生
- 塗膜の膨れや剥がれ
- 軽度のサビ
チョーキング現象とは触ると手に白い粉がつく劣化症状です。経年劣化によって顔料が浮き出てくるために発生するもので、塗膜の耐水性が低下しているサインです。
チョーキング現象は一般の方でも見つけやすい症状のため、ご自宅のトタンを触って確かめてみてください。
ただし、劣化症状のなかでも以下の場合は、塗装では補修しきれないので注意しましょう。
- サビが広範囲に及んでいる
- トタンに穴が空いたり変形したりしている
- 腐食が進んでボロボロになっている
このように劣化が激しいケースでは、屋根や外壁を新設する工事が必要になります。そうなると補修費用が倍かかってしまうことも。
劣化のサインを見逃さず、早めに再塗装を行ってトタンの耐久性を維持しましょう。
トタンの塗装はDIYできる?
塗装費用を抑えるために、トタンを自分で塗装したいと思う方もいるでしょう。しかし、基本的にDIYでの塗装はおすすめしません。
トタンをきちんと塗装するには、サビを落とす下処理(ケレン作業)や高圧洗浄などさまざまな工程があり、それぞれの作業で専門的な知識と技術が必要です。
一般の方が塗装すると施工不良の可能性が高くなるうえ、工期が数ヶ月かかることも珍しくありません。失敗を修正してもらうために、費用が余計にかかってしまうおそれもあります。
またサビの発生場所によっては、高所作業となるため大変危険です。安全かつきれいに仕上げたい場合は、自己判断でDIYをせず専門業者へ依頼しましょう。
トタンの塗装手順
トタンを塗装するためには、具体的に以下の手順が必要です。
- 足場の設置
- ケレン作業
- 高圧洗浄
- 下地処理
- 下塗り(サビ止め処理)
- 中塗り・上塗り
それぞれをみていきましょう。
1.足場の設置
屋根や外壁を塗装する際は、安全に作業を行うため足場の設置が欠かせません。
足場によって姿勢が安定するため、効率のよい作業にもつながります。
2.ケレン作業
ケレンとは、古い塗膜やトタンに発生したサビを取り除く作業です。また表面を傷つけることで塗料の密着をよくする役割もあります。
古い塗膜やサビが残ったまま塗装を行うと、剥がれの原因にもつながります。ケレン作業は仕上がりを左右する大事な工程といえます。
3.高圧洗浄
ケレン作業で取り除いた古い塗膜やサビのほか、建物に付着している油膜や汚れ、コケなどを高圧洗浄機で洗い落とします。
4.下地処理
ひび割れの補修や浮いた釘を打ち込むなど、下地処理を行います。ひび割れや傷などを補修して表面を整えることで、同じ箇所の劣化を防ぐ目的もあります。
5.下塗り(サビ止め処理)
最初の塗装を「下塗り」といい、トタン塗装の場合はサビ止め機能のある塗料を使用します。
専用塗料で下塗りすることで、トタンの酸化や腐食を防ぎ、このあとに重ねる塗料と塗装面をしっかり密着させる効果があります。
6.中塗り・上塗り
下塗り後は、仕上げ塗料を使って中塗り・上塗り作業を行います。
2度塗りすることで色ムラになるのを防ぐほか、適正な膜厚を出して塗料の耐久性を発揮させるのが目的です。
トタン塗装の費用相場
トタン塗装には一体いくらぐらいの費用がかかるのでしょうか。
塗装を業者に依頼する際の費用相場を3つのケースにわけて紹介します。
ケース |
費用相場 |
外壁のみ |
50~90万円 |
屋根のみ |
30~50万円 |
外壁+屋根 |
60~120万円 |
※塗料はウレタン・シリコンを想定
※40坪住宅(外壁160㎡、屋根80㎡)を想定
外壁のみの場合
外壁塗装のみの場合、費用相場は50〜90万円です。
使用する塗料の種類によっても金額が変わってきます。ウレタンやシリコンよりグレードの高いフッ素や無機塗料などを採用した場合は、100万円以上かかる可能性もあります。
屋根のみの場合
屋根塗装のみの場合、費用相場は30〜50万円が目安です。
グレードの高い塗料を採用した場合は、60万円以上かかることもあります。
屋根+外壁の場合
屋根と外壁と同時に塗装する場合は、60〜120万円ほどをみておきましょう。
同時に施工することで足場費用を1回分にできるため、それぞれで施工するよりもお得にできます。
信頼できる塗装業者を見つけるコツ
塗装業者のなかには少なからず悪徳業者も存在しているため、業者を選ぶ際には注意が必要です。ここからは、信頼できる業者を見つけるコツを3つ紹介します。
訪問販売業者とは契約しない
突然家に訪ねてくる訪問販売業者との契約は避けましょう。訪問販売業者が100%悪徳業者とは限りませんが、消費者トラブルが多いのは事実です。
そもそも優良業者であれば、訪問販売を行わなくても、口コミや紹介から仕事の依頼が入るはずです。契約を迫られた場合には「家族と相談したい」と伝えて、その場で契約しないようにしてください。
相見積もりをとる
塗装を行う際は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。目安は3~4社ほど。複数の業者の見積もりを比較することで、ご自宅の工事の相場が把握できるほか、サービス内容や対応も比べられるので、信頼できる業者を見極めやすくなります。
また業者にあらかじめ相見積もりであることを伝えておけば、契約につなげるためによりよい条件を提示してもらえる可能性も高まります。
トタンの塗装実績を確認する
トタンは業者の技術力によって仕上がりや耐久性が大きく左右されます。そのため塗装を依頼する際は、トタン塗装の実績があるかどうかを必ず確認しましょう。
気になる業者を見つけたら、ホームページや口コミサイトなどでご自宅に似た事例がないかをチェックしてみてください。
トタンの塗装ならルーフカベドクターにお任せ!
トタンの塗装時期は、5~10年に1回が目安です。また色あせやチョーキング現象、ひび割れ、サビが発生している場合も塗装を検討しましょう。
とくにサビは発生するとあっという間に広がってしまうため、注意が必要です。トタンに穴が空いたり、変形したりすると塗装では補修しきれなくなり、工事費用がかさんでしまうため早めの対処が肝心です。
ルーフカベドクターは、川越市エリアを中心とした屋根・外壁塗装の専門業者です。これまでの施工実績は7,000件を超えており、トタン塗装も数多く手がけております。
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